菊地成孔さん のコメント
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いよいよ最後のリハーサルだとばかりに準備をしていたら、しばらく黙っていた北朝鮮が花火を2発撃った。祝砲だ。東京までにイラクが北米に報復をしたら古くて新しい泥沼が始まるだろう。もう慣れっこだ。リハーサル会場に着いた。
「20年間の中で最もストレス値と欲求不満が強いフロアになる。奴らに火を放とう。放ちすぎて問題が生じかけたらオレが消すから笑」
と言うと、みんなが下を向いて笑った。まだ感傷が消えきっていない。特に若いメンバーは仕方がない。休憩中にいつもはクールで口数少ない小田さんが「解散やだあ!」と、聞いたことがない口調で言った。「まあまあ小田さん、何かを始めるには、何かを終わらせないといけない。終わりしっかり見せるのも年寄りの大事な仕事なんですよ」。この運動体には、ほぼほぼ20代からほぼほぼ60代までが揃っている。「寂しいですよお」「じゃあ、小田さんが継いでください」「そんな、、、、あたしじゃ」「良いじゃないですか笑、2代目高橋竹山みたいに笑」。
オリンピックの聖火みたいんじゃなくて、手製の松明は(薪とか、バットに綿巻いてガソリン湿らせたやつとか)、昔の暴走族もケツの方が振り回したりしてましたね笑。「マッドマックス」見ると、必ず火ぃ吹いてる管みたいなのを振り回してるのがいるでしょう。ヘルスエンジェルスも持ってました。基地外じゃないけどね笑。基地外は、昔の閉鎖病棟とかだったら、逆にオリンピックの聖火みたいな立派なの持ってじっとしてる人とかいましたよ笑。
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