菊地成孔さん のコメント
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石森管楽器から連絡が入り、3本ともリペアとチューンナップが完了したので受け取りに行った。僕は石森ブランドの広告塔の1人でもあるので(「キクチカメラ」過去動画参照)、リペアの代金は無料だが、こうした状態に快感を覚えるタイプの奏者は多く、それはそれで音楽家の自我のあり方として健全ではあると思うのだが、あっちこっちの楽器店で無料サーヴィスを受け、あまつさえ、楽器の提供も受け(エンドースメントとか言う)、店員に「よっ、元気?」とか言いながら、適当に試奏して、「じゃ、また」とか言って、という回遊を、つまり、馴染みの上客として金を使わずに偉そうに振る舞うわけではあるが、こうした懐かしいマッチョブイブイ言わせは、似合う者以外は似合わない。少なくとも僕には無理だ。
なので、リペア職人が酒好きなのを(そもそも顔が酒焼けしている)踏まえ、シングルモルトを必ず4本持ってゆくことにしている。こういう仁義は
弁当屋5人娘とかあるじゃないですか、だからタバコ屋5人娘(5人爺いでも良いですが笑)いても良いと思うんですが、そもそもタバコ屋という職業が、一坪商売だったことの流れでしょうね。昭和は、タバコ屋がパチンコの商品券を換金する闇商売も普通にありました。
流石に古本屋でタバコ吸おうとは思わないので(ベランダとはいえ延焼の危険がいっぱいじゃないですか笑)、喫煙推奨店は喫茶店と決めていますが、僕はグローバルダイニング、特にラボエムが一律喫煙ルーム(ゴージャスなやつ)を設置すれば、今でもボロ儲けが更に上をゆくと思っています。ラボエムの饗宴ぶりは、現代のスピークイージーそのもので、一時期の「サイゼリアの早朝5時」を上回る、「ヤバい空間」を形成しています。怖いもの見たさで一度行ってみることをお勧めします笑、「無法者」という言葉は、今はラボエムの客のことだ。と言い換えて良いと思います笑。
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