菊地成孔さん のコメント
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「あのう、、、、今日は、、、、なんだっけ、、、、ええと、、、、君は、、、ああ、菊地か、、、、、そうそう、菊地くんな」
と山下がサラッと言った瞬間を、僕が聞き逃さなかった。母親もそうなったし、言っちゃあ、ピーター・フォークもそうなったんだって。山下は、前歯が抜けたままになっていて、それは恐るべきことに、まだ入れ歯じゃない、ということでもあるんだが、前歯が歯っ欠けのまま、というのは、何ちゅうか、終戦直後の子供のようである笑。
だから、まあ平然を保つわけだが、言っちゃあこっちもグラグラだ笑、すごくドキッとした、とかじゃない。「おお、来たか」と言う感じで受け止めて「はい、いつもの、あれですよ。いつもやってますよね。あれです今年も笑」というと、「ああ、あれね、はいはい。この曲はなんだっけ、コールポーターの。初めてやるねこれは」「もう10年以上やってますコレは笑」「あ、そうね、これは、イン
これは「とある歌手」というか、鬼束ちひろさんですよね笑。この時、「アイアンマウンテン報告」に次ぐ、殺害予告(複数から!!笑)を受けましたが、大変に暇だったんでしょう。全部の殺芸予告に、同じ文章をコピペして返信しました。それは
「キレてるのはわかるけど、お前もわかってるはずだ。俺が言ってることが正しいと笑。このままじゃちひろの人生はめちゃくちゃになるぞ。抑止するのは君たちファンの力ではないのか? それとも無茶苦茶になって欲しいのか? なってほしくないのか? 即返信しろ。人を殺すとまで言ったのだから簡単だろうこんな返事は笑」
というもので、なんと全員から3日のうちに返信が来まして、全員が「菊地さんの言うとおりだと思いますが、鬼束さんにめちゃくちゃになって欲しいのか、なって欲しくないのかは、自分にはわかりません」という笑、可憐さもここに極まれり、といったものでした。そして鬼束さんは、僕の予想を超えたハードコア人生を歩まれ笑、なんか結果として、お幸せなのではないかな?と今は思っています。
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