• このエントリーをはてなブックマークに追加

ウッディーさん のコメント

初めてのDCPRGライブ体験でしたが、本当に最高の夜でした。

あの濃密な3時間の中踊った記憶は宝物ですし、これからも素敵な音楽を作り続けてください!

また大阪に来て頂けるのを楽しみにしてます!
No.9
126ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
11月12~13日(火曜~水曜)    大阪に DCPRG で伺ったのが何年ぶりなのか思い出すに、解散ツアーだと思いますので、そもそもあれが何年だったか?ワタシの記憶では07年か08年ですから、まあ大体7~8年は経っている訳です。その間に、   1)あっちこっちで話したので敢えて繰りかえしませんが、高見 P とマイケルヘンダーソンに「ヤラれる」形で活動を再開。   2)ギターが一時的なサポート前提とはいえ元ジュディマリの TAKUYA さんで始動、大村君に変わり、   3)盤が余り出ずにライブの高音質配信プロダクツが一杯出て(ワタシ個人的にアレ、好きとか嫌いとか言う前に聴けません。 CD ウォークマンしか持ってないので)、   4)と思っていていた矢先に電撃的にユニヴァーサルと契約、そのままインパルス!レーベルと2枚契約が決まり、全米ツアーも含めたアメリカデビューだとか言われて、アートリンゼイ、 SIMI LAB そして JAZZ DOMMUNISTERS とコラボ、インパルス!盤を出すも   5)ユニヴァーサルのお家事情で、アメリカ盤(世界盤)は延期され(現在も事実上は「延期」中)、配信のみの全世界発売、しかしそんなもん誰も相手にせず   6)しているうちにユニヴァーサルとの契約も終了。丈青とはスケジュール問題で脱退(つったって、コッチもソイルも、そんなに猛活動している訳ではなく、要するにどっちもメンバーのスケジュール問題がタイト過ぎるというだけの話)   7)そんな中、復帰後の日比谷野音は恒例になり、今年も半年前に在日ファンク、 SIMI LAB とトリプルビルドで「ミクソロジー、ミクスト、ミックス」を(サポートキーボードのスミレデイ投入で)やったばかり。   8)そのうち高見 P が EWE を退社、高見元 P に変身し、こちらビュロー菊地は法人格を持ち、菊地代表取締役の出現と、 DCPRG というダイナソー(恐竜)を支える体制自体が一変。   9)そのテストランに小田朋美さんと帯同して大阪と恵比寿のクラブを狙い、踊り狂ってもらおう(野音はオーラのある良い場所だが踊り狂う事は困難が故)  と、思い出すままつらつらと書き綴るに、途中に震災を挟んでいるせいもあってか、けっこう激動の数年間を経た動きの中での今回のツアーだったのですが、実のところワタシ自身の記憶と感覚では、いろいろありながらも DCPRG はずっと活動しているし、日々進化しているし、気がついたら何とビックリ円熟とかもしちゃってたりして、次のアルバム(出ます。ワタシの契約先のメーカーから。この話題引っ張り過ぎでスミマセン。来月ご報告します)も含め、常に意欲的なので、逆に、あまりドラマチックには捉えておらず、むしろ今回は、音楽性と全く関係がない「 DCPRG で大阪に行く」というノスタルジーが強烈で「うわー、ここ、バナナホールじゃないか。 DCPRG どころじゃないぞ。原みどりさんのバックバンドのメンバーとして来たのが最後だ」とか、スパンクハッピー(しかも一期)以前にまで戻っちゃうという、いくら何でも戻り過ぎだろ。といった戻りっぷりがヤバかったのですが、始まってしまえば現実のノスタルジーなど(音楽に表現された、幻想のノスタルジーは別として)、墓場の聴くの花の香りぐらいのもんで、すぐ霧散してしまいます。    それよりも新曲と新メンバー(正式加入するかどうか審議中―――こっちが一方的にオーディションしている訳ではないですよ。小田さんのお気持ちもあるでしょうし、相互的に。ですが)の導入、更に「4対5」「4対7」の、メンバー全体への浸透のためのリハーサルの反復(そんなん、まだやってなかったのか?と言われるかもしれませんが、やってないのですね。いろんなメディアで申し上げた通り、バンド内でのリテラシーの差が色気になるのがマイルスウエイで、今まで採用して来たのですが、時期的にスポーツウエイーーリテラシーの共有――に移行する時かと思い、やってみました)、それに対するオーディエンスの反応、といった音楽的な要素の方が遥かに重要で、結果としては大成功でほっと胸をなで下ろしております(最後のだけウソ。絶対上手く行くに決まっていると思っていたので&なで下ろしたとしても胸ではなく腹)。    大変熱烈で理解と愛のあるレスポンスを頂きまして、大阪のクラウドの皆様には大変感謝しております。解散以前からの DCPRG のヘッズだった方々が思いのほか多かった事にも、驚き、喜んでいます。3時間大丈夫だったでしょうか?(笑)若干マジで心配しておりますが、ご覧の通り、メンバーの中でも、アリガスと大村くんに並び、全曲立ちっぱなしのワタシが大丈夫なのは、脱力して踊っているからで、インターロックとポリリズムを今から研究するか、若い方に我々を紹介する媒介者を兼ねて頂くと(笑)大変有り難いです。お若い人は我々を一昔前のジャムバンドだと思っており、どんどんガラパゴス化が進んでおりますので(笑)。    いつもワタシは「実際のライブを観ないとワタシの事はびた一文も解りません」と、残酷な真実を書いてしまっており、「だったらツアーに来てよ」と言われると、我が口から出た言葉の残酷さに打たれてしまいそうになりますが、とはいえ残酷とてテーゼはテーゼでして、調査した訳でもない事をレポートとして提出するつもりは去りませんが、多くの方が「ホントだその通りだ」と思われたと確信しています。もう一度申し上げますが、他の方ならいざ知らず、少なくともワタシに関しては、実際に演奏している所を見て頂く事に勝る経験はありません。    明日は恵比寿です。繰り返しますが、野音も確かに良い場所とて、敷地面積に限りがある、石造りの、クラシック用に作られた場所であり、好きなだけ自由に踊るにはどうしても制限があります。 DCPRG はクラブでこそどうぞ。当日券はおそらくいっぱいあります。ではまた明日。あそうそう、うめだ阪急のパルファム屋さんブルーベルそして今年初めて食べたラーメンは素晴らしかったです。あんなミュグレーのエンジェル用のディスプレイなんかパリでも見た事無い!!  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。