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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>1

 連日鑑賞有り難うございました!!大谷君とのツーショットは池袋のトイザラスで撮影した物ですが、キャッチボールではなく、日曜のライブで使うものを買いに行ったのです(ヒント。ヒップホップカルチャーに密接な関わりがあるスポーツの道具)
No.5
133ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  12月18&19日(水〜木曜)    続く時は続くもので、先月梅田 AKASO で DCPRG をやってきたばかりなのに、もう Mr. ケリーズに 2 デイズで出ていたのでした。これは丈青が DCPRG を脱退した直後で、まあ丈青はいかつい外見で隠してますがとても繊細で寂しがり屋さんなので、ワタシと離れ難く、あっちゅう間にセッションをセッティングしたので、つまり結構前から( DCPRG の AKASO よりずっと早く)決まっていたのですが、とはいえ珠坊と秋田くんという、背が高いイケメンばかりの中にワタシを置いたので、チビで風采の上がらないワタシへの嫌がらせだと信じ込み、クッソぶっ飛ばしてやる!!場合によっては暴発し、全員ぶっ飛ばして指名手配を受け、和歌山まで逃げ延びてやるんだ!何が倍返しだ景気の悪い!オレのお返しはいつだって7倍付けで、やった後は必ず「菊地さん、あれは向こうが悪いとしたってやりすぎですよ、、、嫌なとこ見ちゃったなあ」とか引かれてるんだノッポのイケメン共!!!!と思いながら大阪に向かったのでしたが、言うまでもなく、珠坊も秋田くんも丈青も、ワタシのようなロートルから見ればもう可愛いばかりで、近年稀に見るほどの、とても楽しい二日間でした。ケリーズの店長、窪田さんも、ワタシ好みの顔の良い人で、大変親切にして頂き、とても良い思いをしました。    サイドメンとして呼ばれる事も、地方の小〜中サイズのジャズクラブのお世話になる事も、 2 日連続で同じ店に出る事も、本当に久しぶりで、懐かしいやら新鮮やらで大いに張り切ってしまい、ラップやヴォーカル(ブルースのスキャットですけれども)までやってしまたんですが、お客様は皆暖かく、というかワタシは極東の出ですが、だからこそ大阪が大好きで、若くて暇な頃は、大阪に観光旅行に行っていたぐらいなのです。    たこ焼きや饂飩がとびきりうまいと思った事はありませんが、串揚げと押し寿司はマジでハイパーヤバい。鯛飯屋は通い詰めて作り方を聞き、未だにワタシの最も得意な料理は鯛飯と天婦羅です。今でこそ東京でも串揚げ屋が増えましたが、押し寿司は東京には良いのが無いですね。    「食い倒れと言われる大阪のソウルフードは実は大味だ。日本一の食都は博多である」という、クッソしゃらくさい台詞をグルメちゃんたちはほざきやがりますが、まあ、億歩譲って博多が大阪と同等だと認めてやったとして、ワタシは断固大阪支持です。というか、博多の食べ物にはひねくれた所や奇形的な発達が全くなく、ただひたすら旨くて真っすぐで量が多いので、正気の善人に取り囲まれているようで恐ろしくなってしまうのでした。あれは都市の食べ物とは言えない。後ろ暗さや病理が無さ過ぎます。   「大阪は嫌いだ。何故なら、自分たちが日本で一番面白いと思っているから」という説が過去にはあり、これにはワタシも全く同意見で、大阪のお客様に、いかにも「大阪はそこらを歩いてる一般人が全員漫才師レベルやからね」な感じで、へったくそな突っ込みを得意満面に入れられると、冷たい顔のまま黙って何分間でもそいつの瞳を、そいつがその場を立ち去るまで見つめ続ける事で7掛ける2の15倍返しにしてやったものですが、あれは過去の、大阪が必要以上にいきっていた頃の、暗く貧しい時代の話で、歌舞伎町に吉本の本社が出来てからの大阪は「うちらは日本一おもろい街やで!!」といういきりが消えて肩の力が抜け、スムースになり、スマートかつコーニーでとても素晴らしいです。    いけない低次元な都市論になってしまった。と音楽に話を戻せば、まあセッションですからしょうあないのですが、丈青がぶっちゃけ何がしたいのか、あんまよく解らないまま(笑)、「なんか、、、、こんな感じかな?」みたいな事で、ひたすら楽しく熱演しまして、いつもは作家か建築家みたいにコンセプトがガッチガチのワタシの音楽活動にはない、スポーティーでカジュアルな感じが会ったのではないかと思われます。こういう所を忘れがちでした最近(反省)。    沢山の感想メールを頂戴しまして、過去、感想メールを日記に転載すると、グジグジ言われたりするので掲載をやめていたのですが、今回一番感動したものを掲載させて頂きます。    特に何が書いてある訳ではないんですが、この方はワタシの10年以上のファンの方で、はっきりと「音楽の事は良くわからない」とおっしゃったまま、ライブに通って下さっていたんですが、今回こんなメールを下さいまして 菊地さん、今晩は。 昨夜は素敵な時間を有難うございました。 初めて行く場所だったので何も分からなかったのですが、 まさかあんな席に通されるとは思わずドギマギしてしまいました (お気づきではなかったかもしれませんがドラムの前に座っていました)。 でも皆さんの演奏を細部まで堪能できたので、結果としてはやはり良い席でした。 ドラムを叩く人をあんな間近で見たのは初めてでしたが、何とも凄いですね。 見ている方が頭がおかしくなりそうでした。とても面白かったです。 菊地さんの姿も真横からずっと見ていました。 大好きな人の演奏を、あんなに近くで聴くことができる、見ることができるというのはなんて幸せなことなのだろうとつくづく思いました。 本当に素敵でした。 それにしても皆さんカッコイイですね。思わぬ眼福にあずかりました(笑)。 青羊さんの歌も良かったー(私、青羊さんみたいな顔、好きなんです)。 写真撮ってくださって有難うございました。 ここぞとばかりに引っ付いてすみませんでした(笑)。 お話することができてとても嬉しかったです。もう私の今年は昨日で終わりでいいです。 春に UA との公演があるんですね。今から物凄く楽しみです! (今日チケット申し込みました。無事取れることを祈っています) 来年は関西にもいろいろと来てくださるようですのでそちらも楽しみにしています。 とても寒い年の瀬ですのでどうぞお体お大切に。 良いお年をお迎えください。  これぞリアルという感じで、感動しました。生まれて初めて目の前でドラムの演奏を聴いた感じがありありと伝わってきます。    初日と二日目の出来を、演奏した側が比べるというのは、客商売に従事するものとしてはタブーですから、単にコンテンツの話として、ですが、2日目は、けものの青羊さんが飛び入りで参加し、「ルケモノアントクシーク」の 1 曲目、マイフーリッシュハートを我々をバックに歌いましたし、初日のアンコールは「この面子でセントトーマスをやったら絶対ヤバくなると思うんですよ」という、いかにも「先輩オレって軽卒っす(なんでぶん殴って下さい)」的な、叱られたがり丸出しの(だってワタシと珠也を呼びつけておいて、ちゃんとした譜面を書いてこないんですよ・笑・大変なM根性だと思います)、甘〜いディレクションによって、一回も演奏した事が無い(笑)セントトーマスを、適当に吹いてしまったのに対し、二日目は得意の「モホーク」(パーカー最末期のブルース。超カッコいい)をスキャットで歌ったので、大変良い調子でした。    飛び入りの青羊さんも本当に素晴らしく、アルバムではワタシのソロは入ってないのですが(っていうかピアノとデュオ)ですが、青羊さんのあまりの素晴らしさに気合いが入って、ワタシも含め、みんな絶好調でした。ワタシが偉そうに言える事ではありませんので、最大限に慎ましやかに申し上げるならば、JAMはまだ修行が全然足りない上に、そもそも何がやりたいかもほとんど解らないので(ウソ。解るんですが)、そこがとんでもなくチャーミングなのだと思います。クラブジャズファンの色っぽいお嬢様方は、リズムもフレイズもあったもんじゃなく、可愛いか可愛くないか、セクシーかセクシーじゃないかしか見ていないので(誹謗ではないです。素晴らしいドラスティズムだと思っています)、マーケット的には完璧な訳ですが。    大阪はバーの水準も一律高く、単に会場から近いというだけでフラッと入った「サイドバー」というバーは、バーテンさんが素晴らしく、東京の、ともすれば「何様だよあんた。フレッドアステアの末裔かね」といった無駄な品格感がなく、気さくなのに物凄く仕事のできる方で、とても良い気分にさせて頂きました。「グラスのシャンパンを 1 杯、あとシングルモルトの良さそうなのを」というと、正に飲みたかったペリエのが出て来て「お客さん、ご飯はこってりしたモンだったでしょ」と微笑むので「良くわかりましたね。もつ鍋をごちそうになったんです」というと、黙ってハイランドパ − クの25年を出してきまして、ワタシはウイスキー飲みではなく、どちらかといえば葡萄酒飲みですが、好事家たちがみな激賛する、今年リリースのこいつが、評判以上の傑作である事を確認しまして、結構大きな声で「うーまーい」と言ってしまいました。今年もあと僅かですが、年間グラス大賞のうち、先日のアンリ・ジローのシャンパンと並び、このハイランドパークは 3 指に入ると思います。本当に本当に旨かったです。  既に漢字のフルネームを書かれてしまった(ワタシは彼女から直筆のお手紙も頂戴しており、それが本名ではない事を知っているのですが。何故ならそれは5枚綴りなのですが、 3 枚は小林賢太郎さんと丸の内で待ち合わせされる、その打ち合わせのメールで、そこには全く別の本名が書いてあったからです。人格分裂の症状かな?とも思ったのですが、「荘野緑子」は、別人格というより、ペンネームに近いものである事が読み取れました)荘野さんですが、ワタシもこの仕事をかれこれ30年近くやっておりまして、その間には数冊に渡る書籍が書ける程には、精神病(神経症ではありません。神経症はインテリの仮病で、精神病こそが聖なる、選ばれた存在ですね)患者の方からコンタクトが会った訳ですが、関係妄想の症状のある方の中では、荘野さんがチャンピオンです(面白さの)。    何故なら、ずっと繰り返していますが、荘野さんのメインターゲットがワタシではなく、小林賢太郎さんである事、それと、まったく攻撃性を持たない事、この形はワタシにとっても初めてだったので、持ち前ののほほんとした文才も相まって、メールを読むのが楽しみだったのです。  とはいえ、コメント欄に書いた通り、著名人やそのスタッフの人名が書いてあるものは削除させて頂きます。これはまあ、しょうがないですわな。つまらぬ正気の側の措置としては(笑)。    荘野さんが我々に投げかけるのは、平常心と円満さ、平和的なヴァイブスが、今どれだけ宝であるかという事でしょう。今一番の哀れなクソは、正気の人間が SNS によって攻撃性、陰湿性を搾り取られている事に気がつかず、何か気の利いた事、或は、普通の平均的な事でもでもしているかの如きメンタリティで撒き散らす、偉そうで汚い言葉遣いです。まあ、普遍の話ですね。フィリップ・ド・プロカの「まぼろしの市街戦」のテーマです。    荘野さん以前に、ワタシを夫だと信じている方、ワタシに両親を殺害されたと信じている方、ワタシに自分の身体的な障害を侮辱され続けたと信じている方、ワタシにストーキングされていると信じている方々が沢山いまして(全員、中〜壮年の女性です)、そこそこ面白かったものの、荘野さんにはとてもかなわなかった一方、正に事実は小説より奇なり。でして、本に書いたらどんだけ面白いかという話が山ほどあるのですが(例えば、10年上の関係妄想の症状が、ある日、あるきっかけで瞬時に完治した。といった)、ラジオでも喋れませんし、ここにも書けません。ワタシが隠し事も嘘偽りも何も無く正直にすべてを提供出来るのは音楽だけです。    卑劣で脆弱な者共は「さすが菊地のファンには危ないのが寄って来るな wwww 」等と魔女狩り、責任逃れ、自己保身的な揶揄したものですが、笑止千万。第一に、狂人も呼び寄せない芸術に何の価値がありましょうか。第二に、駅前でギターケースのチャリ銭集めの J-POP 弾き語りにさえ、狂気のファンは存在するに決まっています。彼等、彼女等は、対象を選んでいないどころか、見てもおらず、ただひたすら、100%の純粋さで、自分の事しか考えていない完成された純粋な自己愛者なので、いわば出会い頭で、何にでも関係妄想を持てるのです。    こうした、現実の崇高さや深淵を咀嚼する消化器官も無い、体力不足で正気の卑劣漢が、自分だけは小さな小さな安全圏に立てこもって、日夜、砂粒のようなテロリズムを繰り返しては何とか生きようとする、それが SNS の中枢で、拡大政策の一途をたどっています。彼等は、哀れな事に、 SNS にそう改造されてしまったとも思っていない。元々自分がそういう人間だと思っているのです。これこそが正気(誤打ではありません)の産物です。    「いや、でも、 SNS による出会いもあるし」という人々に言いたいのは、ワタシが今まで出会ったほとんどの大切な人々は、90年代初頭に既に出会っているという事ですし、「いや、人間はそもそも、情報を発信したいものでしょう」という人々に言いたいのは「したいことを、したいから&してもいいからという理由で耽溺してしまう事に、何の躊躇も無いのかね君は?っていうか、個人情報(それもう、全部かっぱらわれてるけどね)以外の、情報価値のある情報、あんた何んか持ってるって言うの?すんごいねー」と言いたいです。街を歩き出せば一歩目から出会いがあります。それは狂人との出会いかもしれない。自由は、誰かにねだったり、ましてや政府が保証してくれる物ではありません。非リア充とか言ってるあまちゃん共は全員、荘野さんの爪の垢でも煎じて飲むべきでしょう。発狂も出来ないなら、諦めて外に出てご覧なさいよ。何か良い事あるよ子猫ちゃん。それではまた明日。  
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