フィギュアスケートの羽生結弦選手が3年連続して“顔”を務める「はたちの献血」キャンペーン。

献血者が減少しがちな冬期において、安全な血液製剤を安定的に患者さんに届るため、新たに成人を迎える「はたち」の若者を中心に、献血の大切さを知ってもらうための運動です。

真剣なまなざしの奥に見えるもの

フィギュアの試合さながらの真剣な表情の羽生さんが、アニメーションに。「アニメの僕がCMに出演するのは初めてでちょっと照れくさい」とは本人の談です。

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そのまなざしの奥には、1人の女の子がいました。

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輸血を必要とする病に倒れた女の子

ごく普通に学校に通う、ごく普通の女の子に訪れた突然の病。

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通学中に立ち止まってしまうほどの息切れを起こしてしまったようです。

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病院に運ばれ、ベッドに横たわる娘を見て両親は動揺します。

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特に、お母さんの瞳からは涙も。「代われるものなら代わってあげたい」とはまさにこのこと。

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治療で髪が抜けているということは、白血病でしょうか。病気などで輸血を必要する方は1日3千人とのことですが、この10年間で若者層の献血者数は90万人も減っているという衝撃的な事実が判明しています。

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あなたの一歩が、誰かの人生を変えます

科学や医学はここまで発達してきましたが、血液を人工的に造ることはいまだできていません。

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「大丈夫だよ」と女の子にやさしく語りかける羽生さん。

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輸血と聞くと、交通事故などで手術を受ける際などに一時的に必要なものというイメージがあるかもしれません。しかし、実際は病気で定期的に輸血を必要としている人が多く、献血によってそのような人たちを救うことができます。

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最短で40分程度という、意外にも気軽にできる献血。献血ルームや献血バスを見つけたら、ぜひ訪れてみてください。

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あなたがちょっと一歩踏み出すだけで、誰かの一生を良い方向に変えられるかもしれません。

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1975年から続く「はたちの献血」キャンペーンは、1月1日から2月28日です。

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