有志団体CARTIVATORと株式会社SkyDriveが2014年から開発をはじめた『空飛ぶクルマ』。今、未来の移動を大きく変える可能性を秘めたこの開発に、100社以上の協賛スポンサーが集まり、注目を集めています。2014年のスタート以来、2018年に屋外無人飛行試験、2019年から屋内有人飛行のフェーズに入ったこの開発は、現時点で有人機飛行における技術検証第一弾を安全に完了したとのこと。今後は、2020年の夏にデモフライトを実現させ、2023年の実用化を目指しているということですから楽しみですよね。そこで今回は、この『空飛ぶクルマ』が世に浸透してきた2030年の日本を描いたイメージムービーをご紹介いたします。

鎌倉から六本木まで30分!?

2030年のある朝。主人公の男性がまだ寝ていると、スマートフォンの着信音が鳴りました。

ベッドから飛び起きて出てみると、着信の相手は同僚の女性。ビデオ通話越しの彼女は、「今 成田空港についたの。もうすぐ会社に着くわ。みんなもう集まってる?」と明るく話しかけます。男性はスマホをスクロールして会社の様子を確認し、「少しずつ集まっているみたいだね」と返事をします。

そして、同僚の女性が「あなたは今どこにいるの?」と聞くと、カーテンを開けながら「家だよ」と返事をします。窓の外には、まるでリゾートのような美しい海が広がっています。

女性は「あなたの家は鎌倉じゃなかった?30分で六本木に着く?」と心配しますが、男性は「大丈夫」と余裕の表情。本当に間に合うのでしょうか…

空飛ぶクルマで通勤

男性は家を出ると、マンションの地下にある駐車場へと向かいます。

そこに置かれていたのは、近未来的でクールなデザインの車。2020年の現在では見たことのないような形状をしています。

車は海のほうに向かって進み、大きい広場に出てきました。そして、目の前に浮かび上がる情報に従いながら操作すると、車がスーッと浮かび上がり、空を飛びながらの移動がはじまります。

周りには、他にもたくさんの車が飛んでいて、近い将来にはこれが一つの移動手段となっていることが伝わってきます。空には渋滞もなく、あっという間に六本木の会社に着くことができました。

男性はビジネスパートナーの女性と合流し、予定通り会議に出席。プレゼンテーションも順調に進み、手応えもあったようです。会議が終わると、外のベンチで談笑する二人。充実感でいっぱいの表情で空を見上げると、上空にはたくさんの空飛ぶクルマが走っています。

2030年の日本を舞台に、あるビジネスマンの通勤を描いたこの事例。まるで映画のようにワクワクしたストーリー展開で、この開発を知らなかった視聴者から見ても、実用化したらどれだけ生活が便利になるのかわかりやすく描かれていました。未来への期待感が高まると共に、この開発を応援したくなるイメージムービーでした。

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