“WAR IS CLOSER, THAN IT SEEMS. DONATE UKRAINE(戦争は、すぐそこで起きている。どうかウクライナに支援を)”という共通のキャッチコピーが書かれた広告は、ウクライナの首都キーウ郊外にあるブチャで命を落としてしまった人々の実際の姿を描くことで、戦争の生々しさと事態の深刻さを包み隠すことなく表現しています。
道端で無惨に横たわる人や、動かなくなった大切な人の前で泣き崩れてしまう人など、思わず目を背けたくなるような光景を描いたビジュアルをよく見ると、背景がウクライナではないことがわかります。
パリのエッフェル塔やロンドンのビッグ・ベン、ローマのコロッセオなど、あえて支援に参加してほしいヨーロッパ諸国の背景を合成することでより自分ごと化しやすい工夫がされており、これによって日々報道されている戦争が遠い国の出来事ではなく、すぐ隣で起きていることを訴求したキャッチコピーとの相性も高まっているとも言えます。
金銭的支援を通じて救える命があることを、あえて強烈な描き方で訴求したビジュアルには、母国を憂うLoomaの願いが強く込められています。
コメント
コメントを書くこれを日本でやったら反ウクライナが増えそうだな。
逆効果になる。
背景の建造物がことごとく無傷だからそこに避難すればいいって曲解されそうだね