ヨーロッパを中心に事業展開する美容整形クリニックのGC Aestheticsは、乳がんをはじめとしたさまざまな理由で乳首の切除を余儀なくされた女性たちに対し、乳首の復元手術を周知するため、“Happy to be Censored(検閲上等)”というタイトルのクリエイティブを公開しました。

女性の乳首が写った画像にモザイク処理を施したり、削除の対象として検閲をかける各種SNSのスタンスに着目したもので、挑発的とも取れるような内容で自分の身体を誇りに思う女性の姿を描いています。

「Instagram、聞いてる? あなたたちが女性の乳首が写った写真を削除して回っていることは聞いているよ。そんなあなたたちに伝えたいことがあるの」というナレーションではじまる動画は、胸の谷間が露わになるかたちで上着だけを羽織っている女性たちを紹介していきます。

「わたしたちは検閲されるのが楽しみで仕方がないの。そう、聞き間違いなんかじゃない。検閲されるのを楽しみにしているの。なぜかって? もうすぐ乳首の復元手術を受けるから」

「一度失った乳首を再び手に入れたら、わたしたちは絶対にその写真をSNSにアップロードする。なぜなら、それはわたしたちの大切な身体の一部だから。だから待っていてね、Instagram。もうすぐわたしたちを検閲できるようになるからね」

SNS上では削除される要素となってしまう身体の一部を失ってしまった女性たちに、復元手術という選択肢を提示し、検閲というネガティブな事象すらポジティブに変換することで広く認知を得るとともにイメージアップを試みました。

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