出勤途中の男性が歌いながら店舗に入り、キッチンにいる同僚に目配せをすると、彼らも同じように歌い出します。ところどころ音程が外れていたり、テンポが若干遅れていたりしますが気にすることなく、純粋に歌うことを楽しんでいる様子が伺えます。
その歌はクルーだけでなく店内で食事をしている客にも伝播し、テイクアウトで買いに来ただけの男性も口ずさんだかと思うと、店外で待機していたドライブスルーの家族も同じ歌を歌い始めます。
その車が信号待ちをしていると、マクドナルドのデリバリークルーが偶然通りかかり、彼が届けた先の家で待っていた女性も商品を受け取りドアを閉めたあとにベランダで歌いはじめ――“マクドナルドを食べる”楽しさは、どんな状況であっても同じであるという同社の強固なメッセージを、歌というモチーフによって表現した企画でした。