フリーペーパー『月刊 風とロック』発行人・編集長である箭内道彦さん率いる、東京藝術大学 美術学部デザイン科 第2研究室 Design Alternative(箭内道彦教授) 所属の4人の学生監督が、4バンドとコラボレーションし、4楽曲のMVを制作しました。音楽と映像を自らの手で創り上げる、若く瑞々しい才能たちの繋がりと刺激によるクリエイションプロジェクトで、各楽曲の時間はカップスターにお湯を注いでから出来上がりまでの時間と同様にぴったり3分で制作されています。
本プロジェクトの第一弾であり、リードコラボレーションソングを担当するのはSNSを中心に音楽フェスなどでも大活躍中の、若者に絶大な人気を誇る「神はサイコロを振らない」、監督を務めるのは山城浩平さん(東京藝術大学美術学部デザイン科4年)です。
ロックバンド「神はサイコロを振らない」による「夜間飛行」は、今回のコラボレーションプロジェクトのために書き下ろされたもので、ボーカルの柳田周作さんが「深夜、作業部屋のベランダから街の風景を眺めていたら、自分と同じように仕事に打ち込んでいる人がいるんだと仲間意識が芽生えた」と、歌詞の着想を得た瞬間をインタビューで明かしたように、静かに闘志を漲らせ、何かを生み出そうと夜通し励む人々を包み込み、エールを送るような楽曲です。
本編映像は、「神はサイコロを振らない」のメンバーが楽曲を制作し、ライブリハーサルを行う様子と、新進気鋭の女優・川床明日香さんが悩みながらも、真摯に芝居に向き合うシーンが交錯する構成になっていて、カップスターはそのシーンに寄り添うアイテムとして描かれています。
合間には、柳田さんの幼少期に撮影されたホームビデオの映像や川床さんの幼少期の写真も織り交ぜられており、過去と現在が重なりあって、これまでの軌跡を感じられるエモーショナルな映像に仕上がっています。「夜間飛行」という楽曲が持つ静かな熱量と、夢を追う彼らを瑞々しく捉えた映像が溶け合う3分間です。
本MVとプロジェクトを通して、未来へ向けて羽ばたく若い力に寄り添い応援するカップスターの想いをストレートに表現しています。