クレジットカードの国際ブランドVISAが、自分たちこそがキャッシュレスの歴史を作ってきた存在であることを伝えるため、あえて“キャッシュ”を主役に置いたOOH「Cashless Since 1958(1958年からキャッシュレス)」を公開し、紙幣に書かれた歴史上の人物や場所すら思い出せないほどVISAはキャッシュレス決済を体現しているとアピールしました。

複数公開されたビジュアルはいずれも同じような構成となっており、中央部分が空欄になった紙幣と、そこに入るべきものは何かを問いかけた短いキャッチコピーだけで作られています。1万円札が主役のバージョンでは「東京駅か京都駅か」、5ユーロが主役のバージョンでは「窓か門か」という問いかけや……。

50ドル札のバージョンでは「グラントかアイゼンハウアーか」、5ポンド札のバージョンでは「チャーチルかマクミランか」といったクイズめいた問いが記載され、現金派であれば毎日触れる機会がある紙幣だとしても、絵柄自体は正確に覚えているわけではないことに着目し、キャッシュレス派であればなおのこと覚えていないだろうと訴えています。

他の電子決済サービスと比べても一般的と言えるクレジットカード会社ならではのメッセージを、少し考え込んでしまうような構成にすることで興味を引くような内容に仕上がりました。

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