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1961年公開の映画『ティファニーで朝食を』や最近では2022年『ティファニーの贈り物』まで、ニューヨークのランドマークとして数々の映画にも登場してきたニューヨーク五番街57丁目のティファニーNY本店がついにリニューアルオープン。店内デザインのみならず、名称も「ランドマーク(The Landmark)」として新たな扉を開き、新しいティファニーを世界へ向けて再び発信する場へと生まれ変わりました。
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ティファニーがデザインするオリジナルアートワークや、初めて発表されるジュエリー、没入型のディスプレイを特徴とする新しいランドマークは、マンハッタンで最大規模の店舗となります。
実は今回のリニューアルは、ティファニーにとって、1940年にNY本店が五番街に移転して以来、初の全面改装でした。伝統と革新、過去と未来など、相反する力がこの変貌を特徴づけ、元々のアイコニックな建造物やアトラスクロックが設置されたファサードのデザインはそのままに、新たに再解釈された店内空間には、まったく新しい夢のような創造性あふれる世界が広がっています。
とくに特徴的なのが、店内の中心に設置された彫刻的なロッククリスタル素材の手すりが特徴の螺旋階段です。エルサ・ペレッティの官能的で有機的なフォルムにインスパイアされたこの階段は3階から8階を繋いでおり、各階へはエレベーターでも行くことができますが、上から覗き込んだ風景は優美で美しいものとなっています。
今後もティファニーの「ランドマーク」は、数々の名シーン、名ドラマの舞台となることでしょう。EC隆盛の中、実店舗は購入体験をさらに特別なものとする重要性が増しつつあります。たくさんの作品に登場してきたティファニーNY本店がティファニーのブランドイメージの向上に貢献してきたことは間違いないでしょう。今後、リニューアルされた「ランドマーク」も同様にブランディングに貢献できるのか期待したいところです。
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