※インフィオラータ イメージ図
インフォラータとはイタリア語で『花をまく』という意味を持ち、「キリストの聖体(コルプス・ドミニ)」を祝う祝日に、市民が教会までの道のりを花や種子等で宗教画を描く400年以上も続くイベントが発祥となり、今では花びらを地面に敷き詰めて表現する作品あるいは技法のこと総じて呼ぶようになっています。
イベント当日は、会場となる東京タワー正面広場で、先着400名がカップ1杯の花びらを順番に置いていき、新作アルバムをイメージしたインフィオラータを完成させ、完成後も期間限定で鑑賞できるとのこと。
コロナ禍において、リアルコミュニケーションを前提としたプロモーションやイベントの実施は難しかったものの、リアルコミュニケーションを望む人も多かったはず。インフォラータというアナログな手法によって共同作業のおもしろさを演出することでイベントの話題性を高め、イベント実施後も鑑賞可能なことで参加の仕方にも選択肢を与えられる、プロモーションの好例となりました。