SDGsの旗揚げを機に、地球環境の改善はもはや国家、企業、そして個人にとっても必達目標と言えるでしょう。迫り来る温暖化からの解放や世界中の海域の美化、伐採される森林の保全活動などあらゆる方面で活動が活発になっています。そんな中深刻な問題となっているのが使い捨てプラスチックの廃棄方法で、このままのペースでプラスチックを海に捨て続けると2050年には水揚げされる魚の量をプラスチックが上回ってしまうという恐ろしいデータも出てきています。

フィリピンのKintabはこの状況を打破すべく生まれたガラス瓶入りの歯磨き粉ブランドですが、“歯磨き粉はプラスチックのチューブに入っているもの”という先入観のせいで店頭で顧客に気づかれずに売れ残ってしまう課題を抱えていました。これを根本的に解決するために、同社は逆さにしたガラス瓶にかぶせるためのスリーブを開発。遠目で見るとプラスチック製のチューブと見間違えるほどの外見を得たことでKintabの店頭認知度向上とともに、その独自性を際立たせるという一石二鳥な結果を実現しました。

年間およそ15億個ものチューブが海に廃棄されるとも言われている歯磨き粉業界において、環境改善に正面から向き合うブランドの存在感をアピールすることで既存の“当たり前”に疑問符を投げかけることに成功したと言えるでしょう。

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