カナダ・トロント市内では毎年4000台の自転車が盗難されています。日常的な交通手段として自転車を利用する日本ではカゴ付きの安価なものが多いですが、自動車社会のトロントでは高価なスポーツタイプの自転車が親しまれています。単価が高く盗まれると金銭的にも大きな痛手となってしまうため、盗難事件の撲滅は社会的な課題です。そんな痛手を少しでも軽減すべく、ハイエンドな自転車を販売するDecathlonは、盗難事件に遭ってしまった被害者に対して“ある物”を利用した割引キャンペーンを実施しました。

割引クーポンの対象となる“ある物”とは、自転車の盗難届。警察に盗難を申告した際に発行される届出のコピーをDecathlonの店舗に持っていくと特別価格で新品の自転車を購入できるという仕組みを作ることで、大切な自転車を盗まれてしまった人々の負担を軽減しつつ、しっかりと自社の売上を伸ばしました。

高価な自転車を日常的に利用するユーザーたちの大きな悩みでもあり、社会問題とも言える課題と向き合うことでユーザーロイヤリティを直接的に高め、維持することができた事例でした。

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