フランスを本社とする酒類メーカーのペルノ・リカール グループでは、世界74カ国の全社員が企業の社会的責任について考え、行動する日として「RESPONSIB’ALL DAY(レスポンシボールデイ)」を制定しており、今年で11回目となりました。

この「RESPONSIB’ALL DAY」という名称は、社員全員(=all)が責任をもって活動する(=responsible)ための一日(=day)を組み合わせた造語です。また、ペルノ・リカール グループが国連の提唱するSDGsに沿って、2030年までの目標を制定したロードマップの達成項目の一つである「人材重視」に当てはまり、毎年、世界74カ国の全社員約19,000人が同じ日に、グループで設定するテーマに沿ったさまざまな活動を行っています。

11回目となる今年は、6月15日(木)に“ウェルビーイング”をテーマに活動しました。ペルノ・リカールの日本法人、ペルノ・リカール・ジャパン社では、今年のテーマを「フィジカル・ウェルビーイング」「メンタル・ウェルビーイング」「ソーシャル・ウェルビーイング」の3つのタイプに分けて、公益財団法人 日本自然保護協会(通称:NACS-J)の協力のもと、それぞれ活動を実施しました。

フィジカル・ウェルビーイング(身体的に良好な状態)では、ヨガの講師を迎え、初心者から経験者までヨガが心身に与える効果を学びつつ、さまざまなヨガのポーズを幅広く楽しむ体験教室となりました。

メンタル・ウェルビーイング(精神的に良好な状態)では、群馬県みなかみ町のアロマ工房から講師を迎え、アロマの効能とウェルビーイングにもたらす影響を学び、ハーブやフルーツ、木などの素材を蒸溜したオイルを使ってアロマブレンディングの体験を行いました。

ソーシャル・ウェルビーイング(社会的に良好な状態)では、3つのエリアに分かれて清掃活動をしながら、自然に触れるウォーキングツアーを実施。同行した日本自然保護協会の担当者から「ウェルビーイングと社会貢献について」のレクチャーを受け、自然の特徴や豆知識などを散策しながら学ぶというものでした。それぞれの活動に参加した社員からは、さまざまな感想も届き、今後もこの取り組みを継続することが決定されています。

大手企業のCSR活動はさまざまな形で取り組まれるようになって久しいですが、全世界74カ国の従業員がそれぞれチームに分かれて同時に活動するというのは、その規模も含めて圧巻です。全従業員の帰属意識を高めるにも効果的に思われますし、今後もどのように継続されていくのか気になる施策がありました。

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