booost technologiesとファッションブランド「ファクトリエ」が「CO₂排出量が見えるTシャツ」を共同で作成したとの発表がありました。

booost社は、より持続可能でNET-ZEROな未来の実現をミッションに掲げており、CO₂排出量可視化を行うGHG排出量可視化ソリューションにおける売上シェアNo.1(※1)を獲得しています。日本の温室効果ガス総排出量の約7.5%のマネジメントを行うTechnologyパートナーとして、企業や自治体へのソリューション提供や包括的な支援でGX・SXを加速させています。

いっぽうのファクトリエは、世界に誇れる技術を持った日本の工場・職人とお客様を直接つなぎ、高品質でこだわりのものを、その裏にある職人の想いやものづくりのSTORYとともに販売するファッションブランドです。

このカーボンフットプリント(以下 CFP)算定のソリューションおよびGX推進のノウハウを持つbooost社と、高品質でこだわりの製品を工場直結で提供し活動量データを有するファクトリエがタッグを組み、製品の脱炭素化やCO₂排出量の削減の第一歩となるCFPの算定に取り組み、「CO₂排出量が見えるTシャツ」を作成しています。

今回CFP算定の対象となった商品は、有名アーティストのツアー公演Tシャツなどにも採用されています。両脇を裁断することなく身頃を作ることができる「丸胴」と呼ばれる生地のため、縫製工程での生地廃棄が少ないのが特徴です。また、耐久性にも優れており、長く使えるTシャツとなっています。今回の商品は、「原材料調達」「生産(染色、縫製、加工およびその間の輸送)」「使用」「廃棄」の過程における、全体のCO2排出量は3.52㎏CO₂eとなったため、booost社のオリジナルグッズとして右袖にCFPを表すデザイン表記もしています。

海外の有名アパレルブランドでは、いまやサステナブルな取り組みそのものがブランド価値となることが証明されています。昨今では、日本でもその流れが急速に高まりつつあり、この施策はCO₂排出量を数値化して、それをデザインの一部としているところが斬新です。このように、研究機関とアパレルブランドとのコラボレーションから新しい価値がつくられていく流れは、日本においても急速に加速していきそうな予感がします。

・※1出典元:「環境経営を推進するESG情報開示ソリューション市場動向 2022年度版(2023年2月発刊)」(デロイト トーマツ ミック経済研究所)

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