大手ビールブランドのハイネケンは2022年、Z世代向けに自社のビールを訴求するために“ソールにビールが入った限定スニーカー”を32足製造し世界中のファッション業界に衝撃を与えました(公式サイト)。ビールのCMには興味を示さないターゲット層であっても、ファッションの文脈に乗せてしまえば注目してもらえるはずだという願いが込められた施策は見事に成功。32足の内1足はタイのマーケットに輸出され、現地支社はそのプレミアムなスニーカーが景品のユーザー参加型OOHキャンペーンを実施しました。

1足しかない景品のスニーカーのサイズは26.3cmであり、“当選者が自分で履けるかどうかは実際に測ってみないとわからない”という課題を逆手に取ったキャンペーンは、足のサイズを測るためのメモリが描かれたOOHを街中に掲載するというシンプルなもの。自分の足の写真を広告の上に置き、専用のハッシュタグを一緒にSNSに投稿することで応募が完了します。

世界中の人が注目する限定スニーカーを手に入れるため、まるでシンデレラのように靴のサイズを測る若者が続出し、多くの足の写真がSNSにあふれかえりました。ただでさえ高い注目を集めた景品をさらに広めるための工夫が施された、まれに見るユーザー参加型のキャンペーンでした。

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