日本国内にも80万人ほどいるとされるアルツハイマー病は、世界中で多くの人に影響を与えている認知症の一つです。詳細な症状は人によって異なりますが、多くの場合は記憶の喪失や改変にはじまり時間が経つとともに悪化していくケースがほとんどです。イギリスのAlzheimer’s Researchはそんなアルツハイマー病の恐ろしさと、早期の発見と治療によって闘病生活の行方を変えられるというメッセージを込めた啓蒙動画を公開し、患者の家族の理解とサポートを呼びかけました。

ほとんど全編アニメーションで構成された本編は、勇者と姫、2人の登場人物の人生が描かれています。悪のドラゴンを倒し“めでたしめでたし”なエンディングで終わるかと思いきや、勇者が突如として記憶障害に苦しめられてしまう描写が。健気にサポートする姫ですが、適切な対応ができずにただ寄り添い続けた結果アルツハイマー病が進行し、最後は寝たきりになった現実世界の男性が映し出され、幕を下ろします。

ハッピーエンドで終わるかと思った人生も、しっかりとした知識がないと思わぬエンディングを招いてしまうかもしれないという事実を一切のオブラートに包むことなく、生々しくかつ力強く描いた動画でした。

その他のCSR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=28
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

RSS情報:https://predge.jp/277307/