3分以上もある動画の主役は、この問題だらけの社会を見届ける未来を背負わなければいけない子どもたち。「もっとバレエに真剣に取り組みなさい」と強要される少女や、SNSの発達によって理想的な体型を押し付けられてしまっている少年、水道や電気を無駄に使う父親に意識を変えてほしいと願う少年など、今を生きる大人たちが目を背けているさまざまな問題を子どもたち目線で描いています。
「子どもたちにも声はある。もっと耳を傾けよう」というシンプルだからこそメッセージ性の強いフレーズで締めくくる動画は、改めてわたしたちがどうこの社会と向き合うべきかについて考えるきっかけを与えてくれます。社会課題解決のために重要な意識変革を実現するため、主語を大人たちから子どもたちにシフトさせる表現手法が印象的な事例でした。