動画とプリントの2媒体向けに制作されたキャンペーンでは、セクハラを行う上司をエイリアンに、陰口を言う同僚をゴブリンに、スタッフに対して攻撃的な態度を見せる顧客をドラゴンに例えています。CGだからこそエンタメとして見れる存在であっても、仮に現実にいたら恐ろしいクリーチャーを比喩表現として使用することで、ハラスメントの加害者がいかに撲滅すべき存在であるかを力強く描きました。
実際に目の当たりにしたことがない事象はすべてフィクションだと思ってしまう人間の性にフォーカスし、たとえ自分の周りで起きていないことだとしてもハラスメントは現実としてこの世に存在するというメッセージを一切のオブラートに包むことなくストレートに打ち出したキャンペーンと言えるでしょう。