国や地域によって大きく異なる飲食店の営業時間。東京都内に住んでいる人であれば深夜営業の存在に慣れてしまっている人も多いかと思いますが、南米・コスタリカでは大きく事情が異なるようです。夜間の犯罪率が高いことも影響しているのか、多くの個人経営の店舗は21時前後に閉店してしまい、マクドナルドでさえもほとんどの店舗が21時に営業を終了してしまいます(一部例外はあります)。そんな中、23時以降も営業している店舗を複数持っているのが日本でもおなじみのKFC。深夜の突然の食欲に対応できるブランドとして、競合他社より遅くまで営業していることをアピールしたOOHを公開されました。

3種類公開されたビジュアルは、KFCのアルバイト従業員だと思われる3人の若者が自宅で倒れるように寝てしまっている様子を描いています。注目すべきは、窓の外の明るさと若者たちが身につけている洋服。明け方にもかかわらずスタッフのユニフォームを着たまま寝てしまっている彼らの隣には“OPEN AT NIGHT(深夜営業しています)”というキャッチコピーが。訴求ポイントを事実として言語化し、それをストレートに伝えつつ、ビジュアル面は想像力をかき立てるような内容にすることで楽しく見られる広告に仕上がっています。

営業時間を調整することで競合他社から抜きん出る、いわば“作られた独占期間”を設けたKFCは、ビジネスチャンスをしっかりと手に入れつつ顧客には利便性を提供していることを訴求しました。

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