東京都墨田区に本社を置き、米菓を製造・販売する株式会社東あられ本鋪は、2024年1月26日(金)に、東あられ本鋪両国本店にて「第2回 東あられ寄席」を開催することを発表しました。

出演者は、2代目林家時蔵を父に持つ、林家あんこさん。2023年8月21日(月)に開催された米菓業界初のコラボ寄席の第2弾として、前回の好評を受けて開催決定したものです。

今回、東あられ本鋪の商品「おせんとあんこ」を基に、落語家林家あんこが新作噺を作りました。米菓業界では異色のコラボとなる「東あられ寄席」。来場者には「おせんとあんこ」のお土産付きのイベントとなっています。

2023年3月にリニューアル販売した「おせんとあんこ」は、米菓に親しみが少ない方でも気軽に楽しめるように、食べ歩きしやすい商品として開発されたものです。パッケージデザインにある、おせんばあさんとあんこちゃんは、世代を超えて楽しんでもらえる商品、また世代を繋いで楽しんでもらえる商品になってほしいという思いが込められています。

「おせんとあんこ」は、2枚のおせんべいに生あんこを挟んで食べるという形になっています。市場に出ているものは乾燥あんこをあらかじめ挟んだものが主流ですが、東あられ本舗のものは最中に着想を得て生餡にこだわり、あえて別添されています。また、おせんべいは、国産米を使用しつぶつぶを残した丸い生地を、一度焼いて醤油で味付けしてから再度軽くこめ油で揚げることでより香ばしく仕上がっています。あんこは北海道十勝産の小豆を使用。焼き揚げた香ばしい生地と、あんこの甘さの相性がクセになる品となっています。

そんな商品をより多くの老若男女に楽しんでもらえる機会は作れないかと考え、今回の企画が誕生しました。東あられ本舗のお客様でもあった墨田区出身の落語家林家あんこさんに創作噺の作成について相談。快諾いただいたことをきっかけに、またその創作噺を寄席という場で披露するという提案により、「東あられ寄席」が誕生しました。

「おせんとあんこ」という別々に食べるものというイメージの強いものをひとつの商品にしたアイデア企画。その販促イベントとして、これまた異色の取り合わせとなる、米菓と落語を融合させているところが巧みです。落語という入り口からでも、米菓という入り口からでも、一度体験したことは記憶に残ります。それぞれの良さを知ってもらう良いきっかけ作りとして、販促という意味でも文化貢献という意味でも機能している施策といえそうです。

 

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