富や歴史をはじめとしたさまざまな事柄の象徴とされる“硬貨”。古くから生活に必要なものとの交換手段として活用されてましたが、祈願の証やアクセサリーの部品など、時には本来の用途とは異なる使われ方もされていました。近年登場した暗号資産はお金という概念をデジタル化することでアメリカなど一部の国ではキャッシュレス決済の普及に貢献すると共に、投資対象としても多くの注目を集めています。米大手暗号資産取引所のCoinbaseは、お金を取り巻く環境がどんどん変化しつつある現代の情景を1枚の硬貨の目線で描いたCMを公開しました。

「時には忘れ去られ、時にはゴミのように扱われ、時には怒りを表現する手法として使われ、年間1億2000万回も捨てられてしまうわたしの気持ち、あなたにわかりますか?」と問いかけるのは、1セントコインに描かれたエイブラハム・リンカーンの肖像。日本でも神社で祈願をする際に硬貨を投げ入れるなど本来とは違う使い方をすることもありますが、アメリカではどうやらリアルな硬貨を“邪魔なもの”と捉えている人も一定数いるようです。

そんな硬貨の悲痛な叫びは最終的に“Money is happier when it’s digital(お金はデジタル化された方が幸せです)”というキャッチコピーで締めくくられ、暗号資産はお金そのものが無下に扱われることを防げるかもしれないという可能性を提示しました。まだ日本では馴染みの浅い暗号資産を取り扱う会社として、投資的な意味合いだけでなくお金そのものを一歩前進させる存在であることをアピールした動画でした。

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