パリに本社を構えるVeoliaはヨーロッパ最大の廃棄物処理会社で、環境やエネルギーにまつわるさまざまな事業を通じて加速する環境破壊を少しでも食い止めようとしている企業として知られています。そんなVeoliaの主要事業の一つである上水・下水処理事業の訴求を行いつつ、世界中の人々が環境保全と向き合うことの重要性を訴えた施策を公開しました。

“Every Action Counts(すべての行動には価値がある)”というタイトルの施策は、19世紀のヨーロッパを代表するアーティストたちの作品を、AIイラスト生成ツールの力を借りながら“ある特殊な条件下”で再現するというもの。

その条件とは、作品内で描かれている“水”をすべて枯らした状態にしているのです。人類にとって必要不可欠な資源である水が枯渇すると世界がいかに変わってしまうかというメッセージを、アートを通じて表現しているのです。干上がった池や、枯れ果てた花……本来美しいはずの作品が寂しげなものに様変わりしてしまった姿が印象的に描かれています。

各ビジュアルの共通キャッチコピー「水はわたしたちの存在に関わる何よりも重要なものです。一緒に守っていきましょう」は、比喩表現を用いたビジュアルとは対照的にストレートで力強い言葉です。環境保全はVeoliaだけではなく全人類に影響を及ぼす問題であると訴えた啓蒙事例でした。

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