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大人の女性にステキな毎日、幸せ気分を+αするヒントをお届けする「オトナ生活」のコーナー。今回は日本酒が一瞬でフローズンに変身するみぞれ酒のヒミツをご紹介します。
清酒は通常−7℃から-10℃で凍ってしまいますが、ゆっくり静かに冷やすと、通常は凍るはずの温度でも液体の状態を保ちます。これを過冷却といいますが、この状態のお酒を冷やしたグラスなどに注ぐと、なんと不思議なことにあっという間に氷結して、まるでシャーベットのような「みぞれ酒」ができるのです。
これは過冷却したお酒にわずかな衝撃が加わると、その衝撃をきっかけにしたお酒の分子が次々に結びついて結晶化するため。目の前でお酒がみぞれ酒に変身するのにも驚きますが、しゃりしゃりと爽やかで、口に含むときふんわりと溶けて、味と香りが広がってとてもおいしい。
この飲み方を教えていただいたのは白鶴酒造。みぞれ酒に向く白鶴生貯蔵酒やすっきり梅酒でいただきました。ご家庭でも、貝印製アイスクリームメーカーがあれば簡単に「みぞれ酒」を作って楽しめます。作り方については白鶴酒造のみぞれ酒の公式サイトに、詳しく掲載されています。みぞれ酒が飲めるお店も紹介されているので、ぜひこの不思議なお酒を体験してみて。
(文/小野アムスデン道子)
小野アムスデン道子ロンリープラネット日本語版編集Mgrを経て、価値ある旅の楽しみ方を伝えるトラベル・ジャーナリストに。海外での数多くの経験から、食・文化・アート・ファッションまで日々の暮らしに変化をもたらすヒントを得る。現在は、旅に加えてライフスタイルについての執筆・編集・翻訳も。編集『NYモダンアートを巡る旅ガイド』、翻訳『NY流 シーナのブラックドレスで365日』(共にメディアファクトリー刊)など。
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