16世紀、アメリカ大陸を征服したスペイン人が本国にトマトを持ち帰ったとき、その赤色は宮廷でセンセーションを巻き起こした。 だが、地中海沿岸に自生する毒のある果実と似ていたため、トマトは長らく観賞用にとどまっていた。食用として使われた最初の記録は1755年。フェリペ5世とフェルナンド6世に仕えたパティシエ、フアン・デ・ラ・マタが著した菓子とパンの製法をまとめた料理本のなかで、ソースの材料として登場す...
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