運動はやればやるほどに痩せる、と誰もが思いますよね。しかし新たな研究結果によると、たった7分の運動でも長距離のランニングや1セッションのウエイトトレーニングと同じだけの健康効果が得られることが明らかになりました。
米国スポーツ医学会が発表したその7分間の運動は、壁と椅子を使い、自身の体重を負荷にして行う12の動きから成り立ちます。動きは上半身、下半身、コアの様々な筋肉をバランス良く鍛えるもので、それぞれ30秒行うのがルールです。また各運動を最大限の力で行えるように、運動の間にはそれぞれ10秒の短い休憩をはさんで、呼吸を整えていきます。
12個の一連の動きは以下の通りです。それぞれ違う筋肉を使うようにデザインされているので、この動きの順番は必ず守らなくてはなりません。
[1]ジャンピング・ジャックス(ジャンプしながら両足を広げ、両手を頭の上で叩く)
[2]空気椅子
[3]腕立て伏せ
[4]腹筋(ヒザは曲げて立てる)
[5]椅子を使った踏み台昇降運動
[6]スクワット(ヒザを曲げる際、両手を前に伸ばす)
[7]椅子を使った逆腕立て伏せ
[8]プランク(腕とつま先で身体をまっすぐに持ち上げる)
[9]腿上げ運動
[10]ランジ(片足を大きく一歩前に踏み出す)
[11]腕立+片手と片足で身体を支える運動
[12]横向きのプランク(片腕と片つま先で身体を持ち上げる)
7分間と聞くと「なんだか手軽そう」と感じますが、肝に銘じておきたいのは運動効果を得るためには必ずどの運動も集中して行うこと。ダラダラと生半可に行っては運動効果は得られません。
しかし7分間だったらどんなに辛くても「何とか頑張れそう」と思えるのも事実ですよね。運動したいのに時間がないと嘆いていた人は、是非試してみてはいかがですか?
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(文/ピーリング麻里子)