先月、「映画史上で最も影響力のあるヘアスタイル」ランキングが発表されました。このランキングはHairdressing Council of Great BritainとUniversal Studiosが1000人を対象に行なったアンケートによるもの。ランク入りしたのは時代を超えて魅力的なヘアスタイルばかりでした。
▼【第4位】ヴェロニカ・レイク/『青い戦慄』(1946年)
作品はハードボイルド作家レイモンド・チャンドラーのオリジナル脚本によるフィルム・ノワール。ヴェロニカ・レイクはセクシーでミステリアスなファム・ファタール役がハマる女優として有名で、片目を隠すように垂らしたブロンドヘアという彼女のスタイルは、今でも「ファム・ファタールの象徴的スタイル」として模倣され続けています。
▼【第3位】オードリー・ヘップバーン/『シャレード』(1963年)
言わずと知れたオードリー主演の名作サスペンス映画。この作品では「ジバンシィ」がオードリーの衣装をすべて提供し、そのスタイリッシュな美しさは現在も輝きを失っていません。オードリーのアップスタイルのヘアも、衣装とともに強い印象を残しました。
▼【第2位】ジェニファー・アニストン/『ポリーmy love』(2004年)
ジェニファー・アニストン演じる自由奔放でちょっと天然なポリーと、コメディアンのベン・スティラー演じる神経質で潔癖症な男ルーベンのラブコメ作品。日本未公開ながら、この作品でのジェニファーのゆるふわパーマは本国の流行に大きな影響を与えた様子です。
▼【第1位】アン・ハサウェイ/『レ・ミゼラブル』(2013年)
やはり印象が強かったのは劇中でロングヘアを刈りあげる女優魂を見せたアン・ハサウェイ。悲壮感あふれる劇中でのシーンとは裏腹に、スクリーンの外ではベリーショートを楽しむようなスタイリッシュなドレス姿などが好評でした。現在のブロンド・ショートヘアもお似合いですよね。
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(文/編集部・吉川)