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photo by Flickr: NanakoT
京都は今年も川床の季節が巡ってまいりました。屋外の川の上やそばにお座敷を建てて料理をいただく川床(納涼床)は京都の夏の風物詩。鴨川沿いに並ぶ床を眺めると「暑い夏が来たなぁ」と実感します。鴨川を渡る涼風に心地良さを感じながらのお食事は格別。川床未経験の方には是非とも訪れて欲しいものです。
「川床」と聞くとお座敷に懐石料理といったイメージですが、意外にも和洋折衷のお店が多いんです。三条大橋の袂にはスターバックスが川床を出しているぐらいですからね。今回は川床のイメージを覆す、初めての方でも気軽に訪れることのできるお店をご紹介します。
■スコルピオーネ吉右 京都店
まずはイタリア割烹の「スコルピオーネ吉右 京都店」です。筆者は友人たちと訪れたことがあるのですが、お料理もロケーションも最高でした。
川床にはテーブル席が並び、鴨川が一望。夕刻は川端通りを行き交う車のヘッドライトがキラキラと光って思わずうっとり。お料理はコースや単品メニューも充実していて、ついつい長居をしてしまいました。
デートや結婚記念日で訪れることができたら素敵なお店です。
■Atlantis(アトランティス)
続いては「Atlantis(アトランティス)」というお店。こちらは何とショットバー。川床にショットバーとは、なんとも不思議な組み合わせですが、川端通りから眺めた店舗は大人の雰囲気が漂い、とってもオシャレです。
1人でふらりと訪れるもよし、パートナーとの語らいが足りないと思われたら是非ともお2人でどうぞ。聞こえるのは鴨川のせせらぎだけという落ち着いた空間で、心ゆくまでグラスを傾けてください。
さて、川床は鴨川だけではありません。京都の奥座敷、貴船でも楽しめます。筆者も何度か貴船の川床を訪れたことがありますが、うだるような暑さの京都市内からは考えられない程、貴船は涼しいです。川床を渡る冷風は寧ろ肌寒いくらいなので、これから訪れる予定の方は羽織る上着などを持って行かれたほうがいいですよ。
■ひろ文
さて貴船でおススメのお店は「ひろ文」。鮎の塩焼きなどスタンダードな川床料理もいただけるのですが、お目当ては何と言っても名物の流しそうめん。
予約不要ですが人気のお食事ですので行列は必至。並んでまでもいただく価値があるということですね。お子様と一緒にご家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。
川床の営業は5月から9月まで。川床に行ったことのない方は、今年こそデビューしてみてくださいね。
[スコルピオーネ吉右 京都店、Atlantis(アトランティス)、ひろ文]
(文/六島京)