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写真は左から右に、水野由結(YUIMETAL)、中元すず香(SU-METAL)、菊地最愛(MOAMETAL)

米ワーナー・ブラザースのデジタル部門ブルー・リボン・コンテントとアミューズUSAが、実写とアニメを融合させたシリーズをプロデュースする。

日本の3人組メタルダンスユニットBABYMETALが、米ワーナー・ブラザースのデジタル部門であるブルー・リボン・コンテントと、アーティスト・マネジメントを行うアミューズUSAによる、実写とアニメを融合した短編アクション・アドベンチャーシリーズにフィーチャーされる。

タイトル未定の同プロジェクトは、現在開発中でまだ配給先も決まっていない。米ワーナーの代理人は同プロジェクトについて、複数の配給先と交渉中であると述べている。

10代のボーカル・トリオ-水野由結(YUIMETAL)、中元すず香(SU-METAL)、菊地最愛(MOAMETAL)-として活動するBABYMETALは、ヘヴィ・メタル音楽に甘い(ときには叫ぶような高い声の)ボーカルや派手な舞台演出、振り付けを組み合わせて世界的な名声を得た。BABYMETALは、2016年12月には米ファンク・ロック・バンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの5年ぶりとなる英国ツアーにオープニングアクトとして同行する。

BABYMETALがフィーチャーされるシリーズでは、ヘヴィ・メタル音楽の摩訶不思議な世界が舞台となり、孤独の神である“キツネ”が攻撃を受けた世界を救うために、戦士バンドBABYMETALを結成する。同シリーズでは、BABYMETALの新しい実写パフォーマンスもフィーチャーし、少女たちは秘密の入り口を通じてアニメの世界に入り込む。BABYMETALのマネージャー兼クリエイターの小林啓(Kobametal)も同シリーズのプロデュースを手掛ける。

米ワーナー・アニメーションとワーナー・デジタル・シリーズの社長サム・レジスターは、「BABYMETALは一度見てみなければ信じられない。ポップなボーカルとヘヴィ・メタル音楽の想像を超えた楽しいコンビネーションとダンスの振り付けが、3人の驚くべき才能を持った10代のスターを生み出したのです」と、語った。また、「ブルー・リボン・コンテントには、彼女たちのファンが大勢います。このデジタル・シリーズを通して、米国の視聴者にBABYMETAL現象をもたらす手助けができることに、非常に興奮しています」と、続けた。

2010年に結成したBABYMETALは、メジャー・デビュー・シングル2枚とも日本国内のオリコン・チャートのトップ10入りを達成している。また、ファースト・スタジオ・アルバム『BABYMETAL』は、米ビルボードの「ワールド・アルバム・チャート」でトップを記録し、同アルバムからのリード・シングル『ギミチョコ!!』のミュージック・ビデオは、YouTubeで600万回以上の再生数を獲得した。さらに、セカンド・アルバム『メタル・レジスタンス』は、米ビルボードの総合アルバムチャート「ビルボード200」において、日本人アーティストとして50年以上ぶりにトップ40入りを果たした。

米ワーナーによって2014年に設立されたブルー・リボン・コンテントは、デジタル・プラットフォームにおける実写シリーズとアニメ・コンテンツの開発・プロデュースを行っている。ブルー・リボン・コンテントの番組には、バスケットボール選手レブロン・ジェームズが手掛けるマルチメディア・サイト『アンインターラプテッド』とのパートナーシップにより、ベライゾンのモバイル特化型無料動画配信サービス『go90』のために製作したコメディ・シリーズ『Now We’re Talking(原題)』、ウェブサイト『マシニマ』のために製作されたウェブアニメシリーズ『Justice League: Gods and Monsters Chronicles(原題)』、ウェブサイト『CWシード』のために製作されたウェブアニメシリーズ『Vixen(原題)』、これから公開を控える『Freedom Fighters: The Ray(原題)』、マテルの3Dビューワ『ビュー・マスター』のために製作された、OTOY社との仮想現実体験アニメシリーズ『Batman: The Animated Series(原題)』などがある。

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