『アベンジャーズ』のマーベル・スタジオから、待望の最新作映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が9月13日(土)より公開となります。史上最も運が悪い宇宙のトレジャー・ハンター、ピーター・クイルが共にするのは、見た目は可愛らしいけど性格は凶暴なアライグマをはじめとするはみだし者だらけの訳アリ集団。無限の力を持つパワーストーン“オーブ”をめぐって銀河滅亡を阻止する戦いに挑む“宇宙最凶チーム”の物語は、アメコミファンならずとも必見のアクション・アドベンチャー超大作です。
本作の象徴的なキャラクターといえば、宇宙一凶暴なアライグマ・ロケット! 見た目は可愛いのに口を開けば悪態ばかり、マシンガンを握らせれば誰よりも強いというそのギャップに、一目見たら夢中になっちゃうはず。
そんなロケットが映画の公開を記念して、銀河から初来日! 特別にインタビューに応じてくれました。
――宇宙で大暴れした感想を教えてください。
ロケット:いいねぇ。最高。
――あの…、アライグマとレッサーパンダの違いって何なんですか?
ロケット:アライグマって?
――ロケットが可愛いって日本の女子たちに大人気なんですよ。
ロケット:お前ら一人残らずぶっ飛ばすから覚えておけ!
――『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』個人的には2014年一番面白かったです!
ロケット:おい、初めてじゃねえか? お前がそんなまともな事言ったのは!
――今後『アベンジャーズ』メンバーとの共演の予定は?
ロケット:キヒヒヒヒ!
……とマーベルファンなら誰しも気になる肝心な質問については、はぐらかされてしまいました。銀河からやってきたロケットさんのインタビューいかがだったでしょうか。会話の様子は動画でご覧いただけますので、その毛並みの“モフモフ”感をご堪能ください。
【動画】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』宇宙一凶暴なアライグマ・ロケットにインタビュー!
https://www.youtube.com/watch?v=gGX0ASNpqMY
この素晴らしい、トーキングロケットを制作したのは日本を代表する特殊メイクアーティストのJIROさんと、特殊造形/アニマトロニクス・クリエイターの奥山哲志さん。動いて喋るロケット、そして人間の様にふるまうアライグマを作るのは大変だったのでは? 制作秘話を聞いてきました。
――先ほどロケットにインタビューさせていただいて、あまりにもリアルな動きにビックリでした。制作するにあたって苦労した事を教えてください。
JIRO:僕は普段人間の特殊メイクを担当しているので、動物というのはあまりやった事が無くて。しかもロケットは人間の様に会話するので、どうやって作ろうかなと思った部分はあったんですが、大変な分面白い物が出来るなという興奮もありました。
奥山:通常は映画など映像に使われるアニメーション効果を制作しているので、こうした展示物を制作するのは初めてでした。そこでJIROさんと色々話し合って、新しい媒体でも最大限良い物を作ろうと。展示物は映像と違って強度も必要になりますから。
――作って動かして見て、また調整してという繰り返しだったのでしょうか?
JIRO:普通の動物は表情を出さないけど、ロケットは表情があるので。喋る=人間的な要素を表情に入れないといけない所が、サンプルが無いので難しくもあり面白くもあり。
奥山:ただ口パクしているだけじゃなくて、本当にその言葉を言っている様に、発音によって違う口の動き方を見せたかったので。
JIRO:最初、毛が無い状態でロボットを作ってその後に毛を付けるので、出来上がるまでちょっとドキドキでした。でもで完成したら、これはロケットだ!と(笑)。僕は特殊メイクのアーティストとして活動していますが、映像、造形、デザインなど専門を作らず、何でも作って行きたいと思っているんですね。そういう意味で、このロケットという可愛くて面白くて、しかも喋るというキャラクターを作れた事は本当に面白かったです。
奥山:僕は小学校一年生の時にゴジラを観て、その後も『ゴーストバスターズ』など直撃世代でもあって。映画を観て、動く造形物が大好きになって、この道に入ったのでこうして映画の仕事に携われるのはワクワクします。
――出来るだけ多くの方に、このロケットの動きを体験して欲しいです! 今日はどうもありがとうございました。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』公式サイト
marvel-japan.jp/GOG/
(C)2014 Marvel. All Rights Reserved.
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