top

2012年10月6日、東京都内にある新宿明治安田生命ホールでアラリオ主催『クロスファイアチャンピオンシップ2012 Season4』オフライン決勝大会が行われた。

2nd

『クロスファイア』は、テロリスト鎮圧傭兵部隊チームと国際テロリストチームに別れて戦うFPS(ファーストパーソンシューティング)で、日本のみならず韓国をはじめ、中国、ベトナム、フィリピン、北米地域およびイギリスでサービスが行われている。日本では2008年からサービスを開始。現在では100万IDが登録されており、サービス当初の勢いを維持している。中国では人気が凄まじく、同時接続者が270万人を記録したと発表しており、サービス開始から4年が過ぎた今も『クロスファイア』は勢いが衰えることを知らない。

今回行われた大会は、12月に中国で行われる『World Cyber Games 2012(以下WCG)』にむけて国内最強クラン、『WCG』に相応しいクランを決める戦いとなる。エントリーされたクランは152クランで、過去最高のエントリーを記録。その激戦を勝ち上がったクランは4クランで、Millet:D、Fanks!、eXceptioN、AllorNothingに前大会のチャンピオンHollowMellow。チャンピオン以外どのチームも無名で、ダークホース的存在だ。まずはチームを紹介していこう。

Hollow Mellow
hollow mellow
チーム通算キルデス1.8
season1season3チャピオン。作戦が基本的になく、5人全員がその場その場で指揮できるのが強味。対決する相手は作戦が読みづらく対策しようがない。試合前の意気込みも余裕で「世界しか見えてない」と強気のコメント。また、このクランは企業からスポンサーがついており、プロとしての自覚も十分。

Fanks!
Fanks!
チーム通算キルデス1.926
とても仲良しなクラン。チームワークが非常に強く、全員カバーや前に出る動きなど、試合にむけて徹底している。個々の状況判断が司令塔なしでも自由に息を合わせるように動くのが特徴。気づいたら相手はもう死んでいるというくらいFirstKillを早めに取る率が高い。ただ緊張からか、多少イレ込みが見られる。

eXceptioN
eXceptioN
チーム通算キルデス1.522
個人技よりもチームプレイを意識するクラン。お互い納得いかないところはとことん言い合い、衝突することもあるが、最後には和解し、お互いを認め合いながら成長する青春クラン。一つでも多く勝ち上がり、王者に一矢報いたいと、気合が入っている。

AllorNothing
AllorNotihng
チーム通算キルデス1.624
メンバーが大会の2週間前に集まったトンデモクラン。詳細は不明。失うものは何もない。とコメントを残し去って行ってしまった。

Millet:D
Millet:D
チーム通算キルデス1.5
可愛らしい横向きの顔文字がメンバーの名前に入っているクラン。Σ:D アグレッシブに動くクランで、ハングリー精神旺盛に、常に攻めのスタイルで動くのが特徴。どれだけ自分のペースに持っていけるかがカギ。

運営

以上の5クランの中から中国の『WCG』行きが決まる。ただ、今日中関係は尖閣諸島の関係もあり、穏やかではない。ただ、アラリオ側は『WCG』事務局に日本の選手の安全の確保を相談しており、出場する方向で話がまとまりつつあるそうだ。

大会ルールは5vs5の5ラウンド先取の攻守交代制マッチ。どちらかのチームが5ラウンド先取しないとテロ側か防衛側か、攻守が交代せず、最大18試合行われる。勝敗がもつれると長いラウンドを戦うこととなる。

返還!!

今回は一位になったクランに賞金30万円と、豪華な各種ゲーム内アイテム、それにチャンピオンカップが贈呈される。王者のHollowMellowは、「チャンピオンとして待っている」と、強気の発言。優勝カップの返還の儀を済まし今、戦いの火蓋は切られた。

●第一試合
第1試合はFanks!対Millet:D。優勝経験のあるsplineを倒したMillet:Dに対して、キルデスのスコアが非常にいいFanks!。

緊張の中試合が開始。攻撃力重視なMillet:D自分達のペースにうまく持ち込めずFanks!の丁寧なカバーにMillet:Dは苦戦を強いられる。焦りからか、猪突猛進になってしまい、Fanks!に軽くいなされ、主導権を奪われる。そのままズルズルと試合が進行し、Fanks!が一枚上手という結果で見事勝利。

●第2試合
開始から激しくぶつかり合い、熱い試合となったeXceptioNとAllorNothing。実力差はそうないかと思えたが、eXceptioNが熱い試合にもかかわらず、冷静さを失うプレイはせず、クレバーに淡々と相手の嫌なところ付いていく非常に高度な試合となった。一向に油断せず、オフライン大会独特の緊張に呑まれるということはなく、気づいてみれば圧倒的勝利を決め、会場を沸かせていた。

●第3試合
チャンピオンへの挑戦権を賭け、勝ち上がったFanks!とeXceptioNの2クランが激突。Fanks!は不利と言われる守備側をあえて選び、相手の動向を伺う作戦に出るようだ。しかし、eXceptioNはこの試合でも冷静に、Fanks!の嫌なところを付いていくが、中々Fanks!の守備を突破することができない。不利な守備側で優位につけたFanks!は勢い留まらず、丁寧なプレイで相手を押し込めて行き、相手を身動きさせない動きを続けていく。しかしeXceptioNも苦しい中、なんとか押し返そうとラウンドを連続で獲得するも、Fanks!に一歩及ばず。格の違いを見せ付ける結果となった。

●チャンピオン決定戦
ここまで他の挑戦者より、プレイでも結果でも優れていると証明したFanks!に対するは2冠王者HollowMellow。円陣を組んで気合十分で大一番に望む。まずは仕掛けたのはHollowMellow側。予測が付かない行動でFanks!を翻弄し、展開を作っていく。Fanks!側も応戦はするがHollowMellow側の勢いはとまらない。決して大差で負けているわけではないが、“別格”という言葉が非常に似合う。Fanks!は一歩ずつ有利に進めようとするも、定石では止められない。僅差ではあるが第一ラウンドはHollowMellow側がアドバンテージを奪取。

第2ラウンドはFanks!が怒涛の逆転劇をみせていく。相手が奇抜なことをやるならより堅実に攻めて守ればいいと気合が伝わってくる。少しでも有利になれば一切無理をせず、1勝1勝地道に拾っていく。気づけば結局6-10という結果で第2ラウンドを勝利。これには王者も焦りが隠せない。一方後がないのはFanks!も同じ。両者一歩も引けないまま第3ラウンドへ。

第3ラウンド両者慎重に展開を進める。こうなればFanks!のペースで、地道に相手を追い詰めていくが、HollowMellow側のスーパープレイが炸裂。1vs3と圧倒的不利な状況からFanks!側を3人抜きしていく、これに動揺したのか、はたまたプレッシャーなのか、一気にラウンドを取られてしまい成すすべなくFanks!撃沈! HollowMellowの強さを改めて再認識させられる結果となった。

優勝

Season4チャンピオンとなり、3冠を手にしたHollowMellow。優勝インタビューでは「season1から世界に行く為だけに頑張ってきたので、非常に嬉しいです。世界に通用するところを見せたい」と、語っている。日本では今年、無類の強さを見せ付けているHollowMellow。この調子であれば『WCG』での活躍も多いに期待できるだろう! 

動画【公式】CrossFire ​CHAMPIONSHIP 2​012 Season4 http://live.nicovideo.jp/watch/lv109371270[リンク]

『クロスファイア』公式サイトhttp://crossfire.arario.jp/

※一部画像は『ニコニコ動画』より引用。

■関連記事

クリスマスや年末年始に!午後の紅茶の冬季限定“アップル&ジンジャー”

七美になりきりコーデがかわいい!ファッション誌『mini』で『僕等がいた』とのスペシャルコラボが実現

Samsung、Galaxy S III韓国モデルAndroid 4.1アップデートを開始

【ネギマガ】ミクダヨーさん実はノーパンだった!? ミクダヨー2号はパンツはいているのに……

経験不足でもチャンスをもらえる若手の共通点

RSS情報:http://getnews.jp/archives/260642