ガジェット通信編集部のある秋葉原周辺は、カレーやラーメン、肉などコッテリ系なメニューが目白押しな地域と思われがちですが、ちょっと歩けば美味しい蕎麦が食べられる素晴らしい土地でもあります。
というわけで、今更ですが蕎麦の美味しさに目覚めた筆者(YELLOW)も、それとなく蕎麦を食べ歩いてみました。
秋葉原も大きく変わりつつありますが、まだまだ神田川を渡れば古い建物が残っていて味わい深いですね。
蕎麦通の中でも人気の高い『匠』
秋葉原で蕎麦と言えば『神田まつや』か『かんだやぶそば』が有名ですが、他にも『春日』などの名店がズラリと揃っています。
そんな蕎麦激戦区である秋葉原周辺で、ここ数年人気が高まっているのが、コチラの『匠』で御座います。
猿楽町の『松翁』で修行した店主の作る蕎麦は必食らしいので、今更ですが筆者も勉強の為に訪れてみました。
『田舎蕎麦』を食す!
整いました。
江戸前と言うか土地柄的には“更科蕎麦”(白い奴)かなとも思うのですが、筆者はより香りの強い蕎麦が好きなので『田舎蕎麦』(920円)にしてみました。
結果、こんな感じの美味しそうな『田舎蕎麦』で御座います。
『匠』の『田舎蕎麦』は自家製粉の十割蕎麦でして、その他の材料(出汁、わさび等)も吟味されています。
なので普通の人から見たらお高いと感じる920円も、蕎麦通から見れば適正価格、むしろチョイ安いくらいではないでしょうか?
素人でも違いの分かる『匠』の蕎麦!
言う程、蕎麦を食べていない筆者ですが、この『匠』の蕎麦がそこら辺の蕎麦と違うのは分かります。
つまり、普段は蕎麦を食べ歩かない様な人でも、「あれ?」っと思うくらいの差があるくらい美味しいと言う事でしょうか?
蕎麦汁も良い感じである!
修業先である『松翁』の蕎麦を食べた事がないので、なんとも言えませんが蕎麦汁はなかなか美味しいと思います。
ここら辺は人によって好みがあるので、どこがどう良いとか悪いってのが判断しにくい部分でもありますが、いわゆる蕎麦の名店と言われる店と比べても遜色のない味ではないでしょうか?
“かえし”よりも出汁がチョイ勝ってるかな、みたいな気もしますが、この『田舎蕎麦』の力強い風味に負けない芯があると思いました。
蕎麦湯もイイ感じである
かなり濃厚な蕎麦湯で締めると、蕎麦を食べたなって満足感に浸れますね。
そう言えば蕎麦汁がチョイと多い気がしたのですが、蕎麦湯を愉しむ為のサービスかも知れませんね。
ご馳走様でした!
『匠』 総評
さして蕎麦っ喰いでは無い筆者にも違いの分かる美味しさでして、この『匠』の評価が年々高まっているのも納得で御座います。
もっとも秋葉原周辺には美味しい蕎麦の名店がズラっとあるので、その中で上位に入るのかと言われたら微妙ですが、確実に老舗に迫る美味しさだと思います。
いわゆる老舗と呼ばれている蕎麦の名店は歴史が長いので、店の雰囲気なども含めた総合評価になると新店は苦戦するかもですが、蕎麦の味に関しては『匠』も負けてはいないと思った筆者です。
それでは、是非みなさんも『匠』の美味しい蕎麦を食べてみて下さい。
『匠』
住所:東京都千代田区神田須田町2-25-2
営業時間 11:30~14:00 17:00~21:00(土曜日はランチのみ)
定休日:日曜祝日
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