5月13日(現地時間)、グレン・フィカーラとジョン・レクアが監督し、スコット・アレクサンダーとラリー・カラゼウスキーが脚本を手がけるブラック・コメディ映画『King of Jungle(原題)』の主役に、ジョニー・デップが起用されたことが分かった。IMRインターナショナルはカンヌ国際映画祭で海外販売を担当し、CAAは米国内での販売を担当する。
同作は、ジョシュア・デイヴィスがコンデナスト・パブリケーションズの雑誌『ワイヤード』に執筆した記事『John McAfee’s Last Stand(原題)』を原作とする。コンデナスト・エンターテイメント、ザフティグ・フィルムズ、マッドリバー・ピクチャーズ、エピック・エンターテイメントが製作する。
財産を現金化して文明世界を離れ、ベリーズのジャングルに移り住んだウィルス対策ソフトマカフィーの創業者にしてIT業界の大物、ジョン・マカフィーにまつわる実話を描く。声明によると、彼はベリーズで「銃やセックス、狂気が入り混じったカーツ大佐(映画『地獄の黙示録』の登場人物)」のような地位を確立した。作品で、ワイヤードの取材記者は「月並みな仕事」としてマカフィーへのインタビューを引き受ける。しかし、ベリーズに到着した彼は、いつしか自分がマカフィーのエスカレートする妄想癖、不安定な現実、そして殺人事件に引き込まれていることに気づく。
プロデューサー陣には、コンデナストのドーン・オストロフとジェレミー・ステックラー、ザフティグのチャーリー・ゴーゴラック、グレン・フィカーラ、ジョン・レクア、エピックのジョシュア・デイヴィスらが名を連ねる。マッドリバーのマーク・ブータン、エピックのジョシュア・バーマンはエグゼクティブ・プロデュースを担当する。
デップはCAA、アレクサンダーとカラゼウスキーはCAAとクリスティン・カディ弁護士、レクアとフィカーラはCAAとジェフ・フランケル弁護士、コンデナスト・エンターテイメントはCAAとジフレン・ブリッテンハム弁護士、デイヴィスはUTAとリンダ・リヒター弁護士を代理人とする。
IMRインターナショナルがカンヌ国際映画祭に出品する作品には、ほかにジェイク・ギレンホールとホアキン・フェニックス主演による映画『The Sisters Brothers(原題)』(ジャック・オーディアール監督)、アリシア・ヴィカンダー主演の映画『Freak Shift(原題)』(ベン・ウィートリー監督)、ジェニファー・アニストン主演の映画『Dumplin(原題)』(アン・フレッチャー監督)などがある。
このニュースとプロジェクトは、Deadlineが最初に報じた。