2017年夏、新宿歌舞伎町にオープン予定のバンダイナムコエンターテインメントが手がけるエンターテインメント施設『VR ZONE SHINJUKU』に、『エヴァンゲリオン』の世界に入り込み、パイロットとしてエヴァを操縦できるVRアクティビティが史上初登場! 「エヴァを自らの手で操縦する」というエヴァファンの⾧年の夢が、いよいよ現実に! ただエヴァを操縦するだけでなく、仲間と協力して使徒と戦うVRゲームです。
2016年4月から10月の期間限定でお台場に展開していた『VR ZONE Project i Can』でプレイできた『ガンダムVR ダイバ強襲』の技術がかなり活かされているとのこと。コックピットに乗り込んで地上に射出される冒頭部分を一足先に体験してきました。
VR史上初のエヴァアクティビティの名前は『エヴァンゲリオンVR The 魂の座』。エントリープラグ内のコックピット(魂の座)を、バンダイナムコエンターテインメントが企画開発した体感マシンで再現。作中のパイロットシートをイメージしたマシンはエヴァアクティビティ専用のもの!
プレイ中はシートの可動、振動、送風などの体感ギミックにより、「エヴァのコックピット体験」の臨場感を味わうことができるのです。
乗り込み、VRゴーグルをつけて目を開けると、そこはもうエヴァのコックピット、エントリープラグの中。LCL注入、A10神経接続、シンクロ率計測など、エヴァの象徴的な発進シークエンスが展開されます。操縦レバーを握る自分の手元がきちんとプラグスーツを着用していることにまずテンションが上がる!
リツコの合図でLCLが注入され視界がクリアになると、NERV(ネルフ)内部の様子が目の前に広がります。左右上下、様々な方向を見てNERV内部を眺めることができるし、横を見るとエヴァの特徴的な肩の装甲、ウェポンラックが見え、“エヴァ内部から外を見ている”ことを実感。
射出用エレベーターに運ばれている間も、様々な衝撃によってシート全体が揺れ動いたり振動が与えられ、射出口からの発進までの緊張感を体全体で感じる、“エヴァに乗り込んでいる”体験を味わえました。
今回体験できたのはここまでですが、地上約80メートルからの視点での戦闘は圧巻らしい……。
エヴァのパイロットはあなた!
『エヴァンゲリオンVR The 魂の座』の設定は、エヴァ正規パイロットが不在の中、プレイヤーはNERVに選ばれた「臨時パイロット」としてエヴァに搭乗し、使徒との戦闘を余儀なくされるというもの。
第3新東京市に迫る最強の使徒を迎え撃つ3機のエヴァ。プレイヤーは3人1組になって初号機・零号機・2号機、それぞれのエヴァに乗り込み、最強の使徒・ゼルエルとの戦闘に挑みます。
このため、シンジや、レイ、アスカといったパイロットキャラクターは登場しません。一緒に戦う仲間もすべてがプレイヤー。戦闘中はマイクで会話するなどコミュニケーションをとりながら、ゼルエル殲滅に向けみんなで共闘するのです! マシンは3台設置され、対応のエヴァも決まっているので、どれに乗るか争奪戦になりそう。
勝てるかどうかは自分次第! ミサトさんに怒られることも!?
地上に出てからは、自分で好きに行動が可能。ビルにぶつかるとビルは壊れてしまうなど、そこはリアル。あまり街を壊しすぎるとミサトさんに怒られることも!
武器は3パターンを予定しており、兵装ビルから入手することができるとか。視線を使徒に向け照準を合わせ、手元のレバーのトリガーで攻撃。制限時間内に使徒を殲滅できれば作戦成功となります。
なお、プレイヤーは急きょ選ばれた臨時パイロットという設定のため、シンクロ率は約10%と低め……。好きにエヴァを操縦できるのですが、シンクロ率が低いため、思いのままに動かせるわけでもないらしい。
敵は最強の使徒・ゼルエル。全然勝てる気がしないんですけど……。「今回は臨時パイロットという設定で、あくまで自分は一般人。シンジたちのように秘められた力があるわけがない」と開発チーフの井本一史さん。プロジェクトマネージャーのタミヤ室長も「原作だってみんな負けた。暴走してやっと勝てた使徒に、普通の人が勝てるわけがないじゃないですか。だから安心して使徒にやられてください」とコメント。勝てるほうが稀なのかもしれないですね……。
途中でのゲームオーバーはないものの、一旦シャットダウンされることはあるとのこと。その場合は「動け、動け、動け! 動いてよ!」(操縦レバーガチャガチャ!!)と、あの名シーンを再現すると、少し再起動までの時間が短くなるそうです。※おそらくセリフは言わなくても大丈夫。
腕を切り落とされたりもあるかもしれないみたいですし、暴走なしでどこまで戦えるの!? あ~、早く地上での使徒との戦闘シーンを体験したい!
この他にも『VR ZONE SHINJUKU』には、複数のプレイヤーで体験できる、人気作品を元にしたVRアクティビティを準備中。気になる設置アクティビティや施設の詳細など、『VR ZONE SHINJUKU』の全貌は、6月13日に発表予定。続報を待て!