「あごだし」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。旨味が凝縮したトビウオのだしを思い浮かべる人もいれば、アゴが出ている人を想起する人もいるだろう。筆者の場合、「あごだし」と耳にして連想するのは「地獄」というワードである。
さかのぼること2015年11月。筆者は“くばら あごだしチャレンジ”なるキャンペーンに挑んだ。「スマホでサイトを見るだけで5万円がもらえるかも」と聞きつけて参加してみたものの、応募フォームにたどり着くまでに400メートル(!)もスマホ画面をスクロールするハメに。海外ドラマ1話分が鑑賞できる時間と人差し指の指紋を犠牲にした結果、5万円をゲットすることはできなかった。
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http://getnews.jp/archives/1239272
あのキャンペーンの仕掛け人である久原本家グループの久原醤油が、またまたやってくれました。同社の主力製品『あごだしつゆ』の新たな調理法として、あごだしを使った唐揚げレシピを考案したまでは普通のこと。しかし、その自慢のあごだし唐揚げをアピールするため、仮想敵として自ら“究極の唐揚げ”を作り対決させるという謎企画を実施。自ら自分の首を絞めに行くスタイルに、首を傾げざるを得ない。
唐揚げの試作過程がガチ過ぎる
この対決は投票型実食イベントとして一般公開される予定。開催概要については後述するが、ひとまず両陣営のガチンコ具合を紹介しよう。対決の煽り動画が100秒ムービーとして公開されている。
【100秒でわかる!】あごだしチャレンジ2017(YouTube)
まずは、味付けにあごだしつゆのみを使用し、浸け込み時間1秒から72時間まで50パターンもの試作を経て誕生した“あごだし唐揚げ”。試作に没頭する彼らの目を見ていると、「1秒は不要だったのでは?」という疑問すら野暮に思えてくるほど本気だ。ちなみに、彼らが辿り着いたベストな浸け込み時間は28分だそう。72時間とはなんだったのか。
それに対するのは、全国各地の高級食材をあつめて誕生した“究極の唐揚げ”。 全国53種類の地鶏・銘柄鶏を食べ比べ、“青森シャモロック”を採用。塩、酒、醤油、片栗粉、油などすべての素材を厳選し、原価は通常の約50倍に。コスト度外視のまさに究極、一度でいいから食べてみたいぞ!
なお、公式サイトでは2つの唐揚げの試作過程を事細かに記録しており、主婦や唐揚げメーカー必見の調査レポートとなっている。
ところどころ担当者のコメントが投げやりになっているのはご愛嬌だ。
“あごだしチャレンジ2017”特設サイト:
http://ago.kubara.co.jp/challenge2017/
勝者を決めるのはアナタだ!
あごだし唐揚げvs究極の唐揚げの味比べイベント“あごだしチャレンジ2017”は、6月6日(火)と7日(水)に二子玉川ライズ(東京都世田谷区)にて開催。先着500食限定で配布され、試食した参加者は好みの唐揚げに投票することができる。
また、味比べイベント後は、あごだし唐揚げが1日限定1000名(2日間で2000名)に無料で提供されるとのこと。投票に間に合わなくても二子玉川ライズに駆けつける価値がありそうだ。
<味比べイベント“あごだしチャレンジ2017”>
開催期間:2017年6月6日(火)、7日(水)
開催時間:12:00~
(両日250名限定。唐揚げの配布数が無くなり次第終了)
会場:二子玉川ライズ ショッピングセンター「ガレリア」
(東京都世田谷区玉川2−21−1)
参加費:無料
<あごだし唐揚げ無料サンプリング>
6月6日(火)13:30〜、15:00〜、16:30〜、18:00〜
6月7日(水)13:30〜、15:00〜、16:30〜、18:00〜
※各時刻につき先着250名へ提供。各回30分前から整列開始。