先日のホリエモンの「声優ってそんなにスキルいるの?」発言が発端となって、声優に関する議論が活発になっている。そんな中、自身の作品であまり声優を起用しないアニメ監督である宮崎駿監督や細田守監督の以前の発言がネット上で話題になっているようだ。
6月27日に掲載された『エキサイトレビュー』の記事
『宮崎駿は、声優のスキルについてどう考えているのか』(http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20130627/E1372265521873.html)
には『ジブリの教科書3 となりのトトロ』に記載されている宮崎監督の言葉が引用されている。それによれば、
「映画は実際時間のないところで作りますから、声優さんの器用さに頼ってるんです。でもやっぱり、どっかで欲求不満になるときがある。存在感のなさみたいなところにね。特に女の子の声なんかみんな、『わたし、かわいいでしょ』みたいな声を出すでしょ。あれがたまらんのですよ。なんとかしたいといつも思っている」
というものがあり、こちらがかなりネット上で話題になった。その一連の経緯については、『web R25』の『宮崎駿監督の声優論に賛否の声』(http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20130702-00030865-r25&vos=ngt20130501001)という記事にまとめられている。
また、細田守監督は、『マイナビニュース』のインタビュー記事
「細田守監督が振り返る『おおかみこどもの雨と雪』」(http://news.mynavi.jp/articles/2013/02/16/hosoda/index.html)
にて
――監督の作品では、いわゆる声優の方でなく、俳優、女優として活動なさっている方がキャスティングされることが多いですよね細田監督「特に意識しているわけではなく、あくまでもオーディションをやって、キャラクターのイメージの合う方にお願いした結果ですね。声優さん、俳優さん、舞台俳優さん、子役……と、いろんな方に来ていただいていますが、基本的には技術や上手さよりも、声のイメージや人間性が役柄に近い人を選ぶ傾向にあるかもしれません。もちろん上手い方にやっていただくほうがいいのは当たり前で。……あの、声優さんというのは本当に上手いんですよ。ただ上手いがゆえに、オーディションでは人間性が判り辛くなるときがある。休憩の合間に会話をしたりすると、その方のいろいろな面が見えて面白いのですが、いざ本番となるとその人間的面白さがお芝居に隠されてしまうことが多かったりするので……難しいですね」
と語っており、こちらも現在ネット上で話題になっているようだ。宮崎監督についても細田監督についても、ここに引用した一部の発言だけでなく記事全体を読んで欲しいが、両監督のお芝居に関しての考えが垣間見えて実に興味深い。
ちなみに、最初の宮崎監督の発言は
宮崎監督「特に女の子の声なんかみんな、『わたし、かわいいでしょ』みたいな声を出すでしょ。あれがたまらんのですよ。なんとかしたいといつも思っている」アニオタ「特に女の子の声なんかみんな、『わたし、かわいいでしょ』みたいな声を出すでしょ。あれがたまらんのですよ。なんとかしたいといつも思っている」
同じ言葉なのに、言う人が違うと意味が違って聞こえる!ふしぎ!
というネタにされていたりするようである……。
※画像は『エキサイトレビュー』より引用
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