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等身大で生きるということ
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等身大で生きるということ

2013-07-04 16:30
    等身大で生きるということ

    今回はうさみのりやさんのブログ『うさみのりやのブログ ~新潟は柏崎からお届けしています~』からご寄稿いただきました。

    ■等身大で生きるということ
    今でも官僚やめたことに対して「もったいなかったね。そのまま続けてればよかったのに」というようなことを言われることがある。確かに官僚って職業にはそれなりの権威はあるし、収入も安定しているし、仕事も大きいし「他人から見ればそんなもんかな~」とは思うのだけれど、実感として僕は結構今幸せだ。

    辞めてからいくつか起業を試みて自分の現段階の準備不足を痛感したこともあって、今はちょこちょこ調査業務のお手伝いとかキャリアコンサルとかライターとかいったことをして日銭を稼ぎながら、コツコツと将来に向けた計画を練っている。月々の粗収入はかなりブレがあって20万~100万といったところだ。こっから家賃とか事業の経費とかが惹かれていくので、そんな余裕があるわけじゃないけれど、そんなに困っているわけでもないといった感じ。

    官僚時代は数百億円単位のプロジェクトを執行したり法律の条文を書いたりしていたわけだからかなりみみっちくなったのだけれど、今の自分は等身大で自由だ。それが本当に居心地がいい。振り返ると自分は根本的なところで結構政府の在り方に疑問を感じていたから、ストレスためていたように感じる。特に経済成長で少子化なり財政赤字なりの政府の問題を解決しようっていう価値観に大きな疑問を感じていたので、そういう制約から放たれて個人の立場で好きなことしていられる今は幸せだ。自分から見れば今の政府は「経済成長によって社会保障を支えなければいけない」という不可能な命題を与えられているが故に、あちらこちらで出来もしない虚構のビジョンを掲げているように思える。

    等身大で生きるということ

    (画像が見られない方は下記URLからご覧ください)

    http://getnews.jp/img/archives/2013/07/ziyuu.jpg

    仮に官僚を続けていたら今頃成長戦略なんて書いていたわけで、それは本当にストレスがたまっただろうな~。正直これだけ社会が成熟して人口も減っていく中で、経済が成長し続けると本気で信じている人って理解できないとずっと思っていた。今はストレスもないし等身大でシンプルに生きられる。デフレを楽しんでる。(別にデフレがいいことって言っているわけではないですよ。)おかげで胃を痛めたり、政治家の悪口を言いながら酔いつぶれたりすることもなくなった。

    このままみみっちく人生を終える気もないし、いつかもう一度霞が関~永田町に戻ってみたいと思う時もあるけれど、少なくとも今の虚像の世界で大きな権力持つより、等身大の自分を少しずつ大きくしてたどり着くほうが自分らしい生き方な気がする。人生は人それぞれだ。個人的にはこつこつ勉強していれば「経済成長で今のドデカイ社会保障を支える」という虚像が崩れたときに、自分の出番が来るんじゃないかなと信じてる。出番がなければ先見の明がなかったということで野垂れ死にするだけだ。人生そんなもんでしょ。

    そんなわけで、等身大で生きればストレスもなくお金を使わずにそれなりに楽しく成長して生けています・・・今のところは(笑)という話です。あとは変な見栄を捨てれば本当に自由になれる気がするのだけれど、そこはまだ割り切れないところです。ではではとりとめのない話になったけれど今日はこんなところで。

    執筆: この記事はうさみのりやさんのブログ『うさみのりやのブログ ~新潟は柏崎からお届けしています~』からご寄稿いただきました。

    寄稿いただいた記事は2013年07月01日時点のものです。

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