• このエントリーをはてなブックマークに追加
意識が低い人間が独立した経緯と独立のメリット、デメリット──意識の高い人、低い人はどこへ行った
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

意識が低い人間が独立した経緯と独立のメリット、デメリット──意識の高い人、低い人はどこへ行った

2013-07-27 20:30
    意識が低い人間が独立した経緯と独立のメリット、デメリット──意識の高い人、低い人はどこへ行った

    今回はヤマネショウさんのブログ『無意味の意味』からご寄稿いただきました。

    ■意識が低い人間が独立した経緯と独立のメリット、デメリット──意識の高い人、低い人はどこへ行った
    昨今、「意識の高い」っていうことが問題になっているような気がします。別に意識なんてどうでもいいじゃないかと思ったので書いてみます。

    結論から言うと、意識が高くても低くても起業、独立なんかできます。

    恐らくですが、私は同年代の起業家とかフリーランスからしたら、意識はかなり低い方だと思います。お金があるなら働きたくないし、将来の夢とかも別にありません。もちろん、私を信頼してくれるお客様のためにはできることは極力はやりますが、社会貢献は考えていません。

    ●意識の低い人間が独立した4つの理由

    そんな意識の低い人間が独立した理由は、以下の4点というところでしょうか。

    ■ 地震を見て、やばいと思った

    震災の被害者の方には恐縮ですが、3.11の震災当時、サラリーマンをしていました。毎晩帰ってはビールを飲みながらTVを眺めていると、なんとなくですが社会の脆さを感じました。

    具体的にどういう風に脆いのか?とは申し上げにくいのですが、国とか企業とかに頼ってられないなと、あの東電さえ大変なことになっているのにもう確実なことはないなと思いました。

    その時に在籍していた会社からの逃げもあったかもしれませんが、それなら早いうちから独立して最初は稼げなくても国や会社に依存せずに生きていける力をつけておこうという、防衛本能がありました。

    ■ 出退勤の時間がアホらしい

    こんな自分ですが、べろべろに酔った次の日でも、毎朝4時30分~5時00分には起床して出勤をしていました。

    理由は、仕事をバリバリしよう!という訳ではなく、

     ・ 満員電車が嫌なので始発あたりの空いている電車に乗りたい(目指すは席の角に座る)

     ・ 定時に帰りたいため。(仕事が溜まっていれば朝早くに処理していました)

     ・ 本を読みたかった。(夜疲れて帰ってきて本を読む気はしなかったので、朝早くに会社近辺のカフェにて読書をしていました)

    というような理由で早起きをしていました。そんなの辛くないか?と思われるかもしれませんが、私は元々眠りが浅くあまり寝れない体質なため特に苦というわけではありませんでした。

    しかし、「よく考えると通勤時間(準備を含め1日3時間程)が毎日なくなればどんだけ人生有意義なんだ」と思ったわけです。

    現に今は、オフィスも必要とせずに自宅でやりたい時に仕事をしていますので通勤時間や通勤のための準備時間もありません。

    おかげで、睡眠する時間や本を読む時間、仕事をする時間、遊ぶ時間等が大幅に増えることになりました。

    ■ スーツを着たくない

    真夏の糞暑い中や真冬の寒い中に、なぜあんなスーツを着ているのかと嫌になったわけです。会社によっては、スーツを着なくて良い会社もあるかもしれませんが、私のいる会社はスーツが必須でした。

    汗だくで帰社し、その汗だくのスーツで事務処理等をしているのがものすごく非効率に感じたわけです。

    おかげ様で現在は、作業をする際は動きやすいスウェットやジャージで作業をさせて頂いているので非常に生産性が高くなったのではと思います。

    ■ 給料が馬鹿馬鹿しい

    遠くの職場まで通って、スーツもきて頑張って新規案件をとっても特にサラリーマンだとお給料が変わるというわけではないのですよ。

    もちろん、努力が反映される会社はあると思うのですが、報酬体系って以下4点にわかれているのかと思います。

     ・ 頑張らなくてもチャリンチャリンで収入の可能性(企業の社長、フリーランス)

     ・ 努力して成果の分だけ給料が入る(成果主義企業の社員)

     ・ 頑張っても給料はかわらない(一般サラリーマン)

     ・ 頑張っても給料は少ない(派遣、アルバイト)

    私は上記の全て4パターン経験したことがあるのですが、学生時代のアルバイト→一般サラリーマン→成果主義企業の社員→フリーランスという形で変わっていきました。

    私は、楽がしたいけどそんなに悪い意味での努力に興味はありませんでした。就活の時からいずれは独立して楽をしようと思っていましたから。

    楽したい性分の自分としてはもちろん憧れるのは、「企業の社長、フリーランス」なわけなんですよ。しかも昨今、ネット界隈であれば資本もリスクも入りません。もし、だめになれば派遣やバイトでもしてまた再起を図ろうという勢いでフリーランスになりました。

    ●意識が低い人間が独立したメリット、デメリット

    独立のような形で仕事をし始めて約2年になります。もはやサラリーマンとして働いていた期間よりも長くなりました。

    恐らく皆さんが知りたいのはそれで独立してどうやねん?という事だと思うので、メリット、デメリットを箇条書したいと思います。

    ■ メリット

     ・ 嫌な仕事は受けなくて良いので気楽

     ・ 年上にも言いたいことが言える

     ・ 時間の自由度が大幅に増える(仕事の業種ややり方にもよる)

     ・ やりたい仕事が出来る

     ・ 新しい仕事にすぐ飛びつける(結果は気にせずとも、新しいスキルが身につく)

     ・ どうでも良い作業が減る(社内営業、付き合いの飲み会)

     ・ 通勤時間は自由自在

     ・ 人以上にお金持ちになれる可能性がある

     ・ 自分の行動に対して自分で責任をとれる

     ・ 無駄に仕事をしているフリをしなくても良い(やることがなければ大いに寝れる)

    ■ デメリット

     ・ 最初は収入が不安定(ある程度のキャッシュ・フローはあれば安定する)

     ・ 仲間が減る(同僚や踏み込んだ相談をできる人が減るので孤独になりがち)

     ・ サラリーマンと気が合わなくなる(大事な友だちでも話が噛み合わなくなる)

     ・ 孤独(上記同様、収支に困った場合は相談等出来る相手は少ない)

     ・ 迷惑をかける可能性(事業で借金を背負ったり、収入がなかった場合は、周囲にお金を借りたりしなければならない)

     ・ 勉強し続けなければならない(サラリーマンでもありうるが、独立すると特に。私は苦ではないが。)

     ・ 仕事の責任が全て自分が請け負う(サラリーマンなら会社が背負ってくれるケースがありますが、独立すると全て自分)

    と思いついたのを箇条書き致しました。もうちょっと時間をかければ色々出てくると思いますがこんなとこでしょう。

    この箇条書きを見てもらえればわかると思いますが、特にやる気満々というわけではなく、楽したいとか意識低いオーラが出てるかと思います。

    ●意識の高い人、低い人はどこへ行った

    胸を張って言いますが、楽したいし、意識が高い人を見ると体が痒くなってしまいます。

    「あー頑張ってんな。続くんだろうか。」というような具合で見てしまいますが、私の周りで言うと、数年経ってあの意識が高い奴はどこへ行ったんだろうか、数年経ってあの意識の低い奴がどこへ行ったんだろうかというような具合です。

    大方、普通にサラリーマンなどして働いている人がほとんどのような気がします。

    意識の高い人は、赤ちょうちんの居酒屋でビールを飲みながら仲間に夢を語って、「ハイハイ」と促される。

    意識の低い人は、赤ちょうちんの居酒屋でビールを飲みながら仲間と愚痴を言い、傷を舐め合う。

    「意識が高い」「意識が低い」という定義は、調べた結果で公認の意味は見当たらないようですが、多くの人が言う「意識が高い」「意識が低い」というのは特に自分や自分の周囲ではいわゆる「成功」「出世」等と相関関係に無いのではと思っている次第です。

    こちらからは以上です。

    執筆: この記事はヤマネショウさんのブログ『無意味の意味』からご寄稿いただきました。

    寄稿いただいた記事は2013年07月25日時点のものです。

    ■関連記事

    Twitterで「私のバイト先に香川真司がご来店しました」とコンビニの防犯カメラの写真をアップして騒動に

    “従業員がアイスクリームケースの中に入った写真”がアップされ炎上 ローソンがお詫びを掲載

    菅直人元首相がブログやTwitterで比例は自民党には投票しない「落選運動」を呼びかける 自身は民主党公認候補以外を応援

    オリエンタルラジオ中田の妻である福田萌の妊娠報道のコメント欄が酷すぎる 「産休するほど仕事があるのか」

    AKB48の高橋みなみがデザインしたイラストが商標イラストに細部までそっくり ネット上で盗作疑惑浮上

    RSSブログ情報:http://getnews.jp/archives/385606
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。