以前、講談社の雑誌『イブニング』で連載され、先月8月23日にコミックスが発売となった『さよならタマちゃん』が評判のようだ。
作者の武田一義先生は35歳で、『GANTZ』でおなじみの奥浩哉先生のアシスタント。睾丸の癌である精巣腫瘍にかかり、その闘病の様子を描いた作品。『GANTZ』とは全く異なるほのぼのとした絵柄とタイトルながら、内容は胸に迫るものがある。奥さんや飼い犬、周りの個性的な患者さん、医者や看護婦さん、奥浩哉先生とアシスタント仲間たちとのやりとりなどがリアルに描かれており、帯には書店の店員さんたちの「ガンの闘病記で、こんなにじんわりあたたかい気持ちになれるとは……。」といったようなコメントが並ぶ。また、奥浩哉先生も「この才能がうちのスタジオから出たということが、僕はとても誇らしい!!」とコメントを寄せている。
『イブニング』の連載では、回を追うごとに人気を集め、最終回はアンケート1位を獲得したとのこと。
『Amazon』でも人気で一時期売り切れていた。9月4日の段階で、アマゾンレビューは10件あって10件とも最高の星5つという高評価である。
イブニング公式サイトでは、試し読みもできるので、興味のある方は読んでみてはいかがだろうか。
http://evening.moae.jp/lineup/256
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