『2014 FIFAワールドカップ』開催まで、あと1カ月を切った。現地ブラジルでは未だに完成していないスタジムがあったり、外務省が渡航に際して注意を呼びかけなければならないほど治安が悪化しているなど、万全とは言いがたい態勢で開幕を迎えることになりそうだ。
そんな中、大会期間中の選手や観光客を守るための警備計画が報じられた。
一月余りの開催期間中、試合が行われる12のホスト都市では、4000の警察署がパトロールにあたり、さらに1500人以上の軍人もテロリストとフーリガン対策に駆り出されるという。
これらの警備員の中には、リオデジャネイロ州軍警察の特殊警察作戦大隊(BOPE)も含まれる。BOPEは実戦経験豊富な精鋭中の精鋭。少し興味のある人なら、BOPEがファベーラ(スラム街)で麻薬組織と銃撃戦を繰り広げている動画を見たことがあるだろう。最新のホロサイト付きM4カービンやスタングレネードで身を固めた彼らが会場のあちこちで目を光らせる。
また一方、観光客向けに防犯を呼びかけるリーフレットも配布予定だそうだ。これには「高価な宝石類を身に付けない」「白タクには乗らない」「夜間外出禁止」「強盗に遭ったら悲鳴を上げるな」「強盗の要求には素直に従え」といった注意書きが記されている。
ブラジルでは、今年に入ってからだけでも6万件の路上強盗が発生しているという。発生率にすると日本の300倍、特に危険な地域では400倍以上だ。ここまで酷いと、もはや警察が頑張ったところでどうなるものでもなさそうな気もするが……。観戦しにいく人はくれぐれもご注意を!
画像とソース:Mailonlineより引用
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2628665/Rio-bocop-armed-ready-World-Cup-Elite-troops-carrying-rifle-stun-grenades-combat-knife-tackle-fans-cause-trouble.html [リンク]
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