MMD研究所は、ドコモ・au・ソフトバンクの『iPhone 5c』と各キャリアから発売された夏モデルの主要なAndroid端末を使用して調査した『2014年6月最新Android、iPhone 5c 全国主要都市速度調査』を発表。ダウンロードの平均速度でiPhone/Androidともにソフトバンクが優勢、ダウンロード平均速度が20Mbps以上の調査スポット数ではiPhone/Androidともソフトバンクが最多という結果が明らかになっています。
調査は2014年5月24日から28日の期間、札幌、盛岡、仙台、東京、横浜、金沢、名古屋、京都、大阪、岡山、高松、広島、福岡、熊本の14都市95か所で実施。3キャリアの『iPhone 5c』と、Androidではドコモ『Xperia Z2 SO-03F』、au『GALAXY S5 SCL23』、ソフトバンク『AQUOS Xx 304SH』の端末を使用しています。速度調査には『RBB TODAY SPEED TEST』アプリを利用、10~19時の時間帯に同じ条件下で各端末で3回計測した平均値を記録しました。全調査スポットのLTE化率は100%とのこと。
●ダウンロード平均速度はiPhone/Androidともソフトバンク優勢
ダウンロード平均速度は、iPhoneではソフトバンクが29.67Mbpsで最速。続いてドコモが25.33Mbps、auが20.67Mbpsという順番になりました。Androidではソフトバンクが29.89Mbpsで最速となり、続いてドコモが28.02Mbps、auが25.12Mbpsという順番に。
調査スポットでの最速地点の結果も発表されています。auのAndroidで高松・高松空港で記録した87.97Mbpsがこの調査での最速地点とのこと。ドコモの最速地点はAndroidで金沢・堅町ストリートの74.80Mbps、ソフトバンクの最速地点はiPhoneで金沢・香林坊109の66.37Mbpsという結果に。
●20Mbps以上の調査スポット数もソフトバンクに軍配
95か所の全調査スポットについて、10Mbps単位で「50Mbps以上」「40Mbps以上50Mbps未満」「30Mbps以上40Mbps未満」「20Mbps以上30Mbps未満」「10Mbps以上20Mbps未満」「10Mbps未満」の6段階に分けた速度分布も調査。
iPhoneで20Mbps以上の速度が出る調査スポットの比率はソフトバンクが75.8%、ドコモが62.1%、auが42.1%という結果になりました。Androidではソフトバンクが82.1%、ドコモが68.4%、auが61.1%という結果に。
調査スポット数が異なるので直接比較できませんが、3月の調査結果と比較してもキャリア別の順位は不変。ソフトバンクの首位を守る善戦が目立つ結果になっています。
参考記事:
2014年3月のスマートフォン速度調査 47都道府県主要都市でiPhoneの最速はソフトバンク Android最速はソフトバンクにドコモが肉薄
http://getnews.jp/archives/532828
出展:MMD研究所
『2014年6月最新Android、iPhone 5c 全国主要都市速度調査』(MMD研究所)
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1310.html
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