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DARKtourism JAPAN

ダークツーリズム厳選記事

  • ドイツ・グーベンに「人体標本」の制作現場を見に行く~前編 ドイツ・グーベンに「人体標本」の制作現場を見に行く~前編

    すべてはハーゲンス博士からはじまった。 日本では「人体の不思議展」として広く親しまれたプラスティネーション人体標本。 ある時期から日本に入り込んだ中国産のプラストミック標本が囚人の遺体を使っている疑いがあることから、 人権問題に発展し、いまでは日本国内での人体標本展示は見られなくなってしまった。 しかし、ドイツのグーベンにあるハーゲンス博士の研究所は、人体標本の制作現場まで公開し 世界中から献体希望者たちを集めているのだ。 文・写真・構成=ケロッピー前田 text & photo & composit by Keroppy Maeda  

    2017-04-05

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  • 独ソ戦の転換期となった街、スターリングラードを歩く その2 独ソ戦の転換期となった街、スターリングラードを歩く その2

    1942年10月 北部の工業地帯が戦場に 9月27日、ドイツ軍はスターリングラード北部の工場地帯や、ソ連軍の司令室が置かれていたママエフの丘へ総攻撃を開始します。 北部へのアクセスはトラムが便利な工業地帯 ヴォルゴグラードの街は、レーニン大通りと並行してトラムが走っています。市街地では地下の中を走っていて、北部の工業地帯では地上を走っています。ママエフの丘など、北部に行く場合はトラムの利用が便利です。 乗り方は簡単です。切符は停留場ではなくトラムの中で購入します。トラムの中には、切符売りの青い制服を着た女性の車掌さんが必ず乗務しています。乗客が乗るたびに、車掌さんが1人1人声をかけてくれるので、そこで買えばいいシステムです。 市内を走るトラム 市内を走るバス 料金は一律20ルーブル(約40円)。ちなみに市内を走るバスは一律10ルーブル(約20円)。 バス、トラムの切符 旧共産主義の国なので、

    2017-03-14

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  • 戦後の闇市跡で飲んで食う 戦後の闇市跡で飲んで食う

    闇市が後世に与えた影響は数多あるが、食文化への貢献は計り知れないものがある。 「やきとん」や「もつ煮込み」、餃子やお好み焼きなどの「粉もの料理」、 さらに「酎ハイ」も闇市から生まれたものだ。 ここでは東京の盛り場で今も闇市時代の面影を残すスポットを紹介しよう。 文・写真=藤木TDC text & photo by Fujiki TDC  

    2016-11-18

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  • 夏草や兵どもが夢の跡 アテネオリンピックの荒野 夏草や兵どもが夢の跡 アテネオリンピックの荒野

    東京に 1964 (昭和 39 )年以来 64 年ぶり 2 回目のオリンピックがやって来る。 その 2020 (平成 32 )年開催に向けて、競技場建設等の本格的な準備が進んでいる。 国民の期待を背負って作られる五輪競技場だが、過去の開催地では大会終了後、もう使われずに放置されたままの競技場もある。 2004 (平成 16 )年夏、世界を湧かした「アテネオリンピック」だが、その競技会場がいま〝廃墟化している〟という。 来たる東京オリンピックの事後を気にしつつ、アテネの〝いま〟を観に行ってみた。 文・写真=カイ・サワベ text & photo by Kai Sawabe    

    2016-10-28

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  • 鯨漁解禁の日 鯨漁解禁の日

    和歌山県太地町を反捕鯨の活動前線基地として抗議行動を続ける 反捕鯨団体の『シー・シェパード』と『ドルフィン・プロジェクト』。 彼らは鯨漁解禁日に大挙して押し寄せ、過激な抗議行動を起こすことで知られているが、 解禁日には毎年、何かが起きてしまうのだろうか? 2015 年は反捕鯨活動団体のほか、報道関係者や警察、海上保安庁まで町に大集結 !! 静かな鯨漁の町で起きたニュースな数日を密着ルポした!    

    2016-10-19

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  • 鎮魂 東京大空襲 鎮魂 東京大空襲

      【東京都台東区─墨田区間 言問橋】 その夜、東京下町の各所で悲劇は起きた。言問橋での惨禍もそのひとつ。 警視庁の調べでは死者 8 万 3793 名、負傷者 4 万 918 名。 その数字以外に行方不明者が数万名といわれる。    

    2016-10-14

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  • 深川通り魔殺人事件現場のいまを歩く 深川通り魔殺人事件現場のいまを歩く

    スカイツリーに下町グルメ。現在、多くの観光客が押し寄せる東京都江東区森下。 しかし1981(昭和56)6月17日、この地で覚せい剤常用者による衝撃的な通り魔事件が起きた。 新大橋通の商店街で幼児を含む4人が殺害、2人が柳刃包丁で負傷させられたのである。 時は流れて店や町並みも変わり、いまでは事件の記憶を知る人も少なくなったが、 この地には、そんな悲しい記憶が宿っているのだ。 森下を訪れたら禍々しい事件の被害者の鎮魂のために、そっと手を合わせてみてはどうだろう。 取材・文◉藤木TDC/写真◉石渡史暁 text &by Fujiki TDC, photo by Ishiwata Fumiaki  

    2016-09-20

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  • 独ソ戦の転換期となった街、スターリングラードを歩く 独ソ戦の転換期となった街、スターリングラードを歩く

    どこにある?スターリングラード スターリングラードは、現代では「ヴォルゴグラード」という地名に改名されています。 ヴォルゴグラードは、ロシアの首都、モスクワから飛行機を使って南へ約2時間ほどの場所にあります。ヴォルゴグラードはカスピ海へ流れ出るヴォルガ川の沿岸にある街です。 日本から行く最短ルートは、アエロフロートロシア航空でモスクワまで行き、ヴォルゴグラード行きの国内線に乗り換えます。毎日1便、成田空港からお昼前後に出発して、現地時間の夕方前にはモスクワに着きます。モスクワからヴォルゴグラードへは、毎日4-6便のフライトがありますので、日本を出たその日に着くことも可能です。 スターリングラードの歴史 ヴォルゴグラードの街が歴史上に登場するのは、16世紀のことです。当時の帝政ロシアが1589年に街を建設して、ツァーリツィンと呼ばれました。ヴォルガ川の婉曲部に位置するために、交通の要所として栄え、周辺

    2016-09-15

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  • 2泊3日で青森県の不思議を旅する 2泊3日で青森県の不思議を旅する

    かつて「中央」から蝦夷と呼ばれた「辺境」の地、青森県。こうした「中央」と「辺境」の関係性は、現在にも残されている。たとえば 2015 年にセブンイレブンが初出店したニュースも記憶に新しいが、逆に言えば「辺境」だからこその独自文化がグローバリズムの波に負けずに残された土地でもある。しかし表面を撫でるように旅しただけでは、その特殊性はわからない。地層の下に隠された歴史を掘ったり、目立たないが重要な「この土地の現在」へ光を当てるには、ちょっと変わったスポット巡りが必要だ。そこで筆者が提案するのは、青森のミステリーに迫る 2 泊 3 日の弾丸ツアー。 3 日で青森県を味わえる旅として、ぜひとも参考にしてもらいたい。 文・写真=吉田悠軌 text & photo by Yoshida yuki    

    2016-09-09

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  • ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦跡 ヨーロッパで訪れたい世界大戦の戦跡

    ヨーロッパは国同士が陸路でつながり、通貨も統一されていて、国境を越えて旅をするのはとても容易です。しかしヨーロッパには、国家間で戦争を繰り返してきたという歴史もあります。 20 世紀に世界の国々を巻き込んだ二度の世界大戦もヨーロッパが舞台でした。その歴史を忘れないためのモニュメントが、ヨーロッパ各地にはたくさんあります。 たとえば、観光地となっているポーランドの「アウシュビッツ強制収容所跡」、オランダの「アンネフランクの家」などには世界中から観光客が訪れます。今回は、観光地の真ん中にあったり、気軽に日帰りで往復が可能な、あまり知られていない欧州の世界大戦の戦争遺跡を紹介してみましょう。ヨーロッパに行かれたときは、戦争の歴史をほんの少し学んでみてはいかがでしょうか。 文・写真=HIRO text & photo by HIRO    

    2016-08-09

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  • 人口2000人弱の過疎村で起きた『卑弥呼の里』リゾート開発狂想曲 人口2000人弱の過疎村で起きた『卑弥呼の里』リゾート開発狂想曲

    阿蘇の雄大な大パノラマが広がる人口 2000 人足らずの村、熊本県産山村。過疎に悩むこの村は 1978 (昭和 53 )年、リゾート開発に問題解決の活路を見出そうとした。ところが、開発を託していた東京の不動産デベロッパーが不渡りを出して倒産。 247 億円を投入し、村に大型保養基地を作るという構想は夢物語に終わった。それからは村議会、建築会社、国税局、出資者たちが上を下への大騒動。終わってみれば、そこにススキの原野と灰色のガイコツ物件だけが残った……。 文=中田薫/写真=中筋純 text by Nakata Kaoru & photo by Nakasuji Jun    

    2016-07-28

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  • 河童を探す 妖怪の実在と災害史への旅 河童を探す 妖怪の実在と災害史への旅

    古来よりフォークロアで伝えられてきた日本各地の妖怪話。 それは単なるオカルト話ではなく、教訓として伝えられる天災の記憶そのものだった。 妖怪奇譚残るところに災害あり。民話が伝える現代への教訓。 日本で河童の痕跡を探す旅をすれば、それは水害の歴史を辿る旅ともなるのだ。   文・写真=畑中章宏 text & photo by Hatanaka Akihiro    

    2016-07-21

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  • アウシュビッツ〝凡庸なる悪〟の末路を見る アウシュビッツ〝凡庸なる悪〟の末路を見る

    人類史上最大の犯罪と言われている第2次大戦時のナチスによるホロコースト。 その舞台となったアウシュビッツ収容所は70年経った今でも当時の記憶を赤裸々に物語る。 戦争の狂気が蔓延する中での「凡庸なる悪」の実体がそこに……。 写真・文=中筋純 text & photo by Nakasuji Jun  

    2016-07-15

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  • 亡命チベット人が築いた山間の町ダライ・ラマ14世と生きる人々を訪ねて 亡命チベット人が築いた山間の町ダライ・ラマ14世と生きる人々を訪ねて

    1949年、中国共産党が中華人民共和国の建国を宣言。 まもなくして、中国人民解放軍が東チベットへ侵攻した。 ダライ・ラマを護るべくラサの市民たちは蜂起したが、 民衆の太陽はこれ以上の流血は無用とチベット脱出を決意。 2500キロの旅路の果てに辿り着いた地が、この町だった。 文・写真=小川真利枝 text & photo by Ogawa Marie  

    2016-06-09

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  • チェチェン戦争で国を追われた避難民たちの村─グルジア、パンキシ渓谷の観光開発

    ロシアの度重なる武力侵攻により、チェチェンは全土がロシアにより占領、制圧された。 避難民はカフカス山脈を越えてグルジアのパンキシ渓谷に逃れ、やがて村を形成。 荒廃の時代もあったが、現在は伝統的な生活を取り戻し、復興の道を力強く歩いている。 文=常岡浩介 text by Tsuneoka Kosuke, photo by AFP=Jiji Press  

    2016-06-09

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  • チェルノブイリの隠された高線量スポットを行く チェルノブイリの隠された高線量スポットを行く

    いまだに透明、無臭の放射線という銃弾が飛び交うチェルノブイリ。 現在は原発事故を学ぶツアーも盛んだが、上級者はさらなる旅の深みに。そこで見た衝撃の光景とは? 文・写真=中筋純 text & photo by Nakasuji Jun    

    2016-06-09

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  • 幻の青函連絡未成線をゆく 幻の青函連絡未成線をゆく

    日清戦争以降国防の重要拠点として重視されてきた津軽海峡。 その最狭部に至る鉄道路線が戦時中に建設されていた。 そして幻に終わった戦後の青函トンネル計画。その痕跡を辿ると、国策の暗部が見え隠れする。 文・写真=松村真人/写真協力=深町ただし/地図製作=モロオカタカブミ text & photo by Matsumura Makoto, cooperate photo by Fukamachi Tadashi  

    2016-06-09

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  • 日本文学でめぐる色街 幻風景の旅「神町紀行」 日本文学でめぐる色街 幻風景の旅「神町紀行」

    昭和戦後期の一大集娼地帯となった山形県の基地の町「神町」。 戦後日本の縮図を描いた『シンセミア』の世界を歩いた。 阿部和重の長編小説『シンセミア』は山形県東根市神町が舞台である。小説は阿部の故郷である神町でパン屋を営む実家を中心にして、かつて神町に存在した米軍基地と町の歴史を絡めながら物語は進行していく。中学生と肉体関係を持ち続ける警察官や町中で盗撮を続ける集団などが登場し、次から次へと、事故や失踪事件が発生していくその根底には、アメリカによって占領された日本の影が常につきまとう。 山形の田園地帯に米軍が駐留することがなければ、この『シンセミア』という小説は生まれることはなかった。終戦の年から神町に駐留した米軍は朝鮮戦争の終結とともに神町を去った。ただ、町には米軍がいた時代の名残があるという。 私は、神町へと向かった。    

    2016-06-09

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  • 愛ゆえに男性器を切断した女の足跡を訪ねて 阿部定が最期に見た風景 愛ゆえに男性器を切断した女の足跡を訪ねて 阿部定が最期に見た風景

    純愛が極限まで高まったその果てに、愛人を殺害して男根を切り落とした女がいた。 幾多の映画や小説にもなった、阿部定である。狂気と波乱に満ちた彼女の人生を辿った。 文・写真=八木澤高明 text & photo by Yagisawa Takaaki    

    2016-06-08

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  • カラマツ林とミカドブランドの融合~歴史に支えられた町 軽井沢

    ビル・ゲイツのもとの思われる巨大別荘が軽井沢に建設中だという。 数多くあるリゾート地でなぜ軽井沢が選ばれるのか、その強みとは。 文=猪瀬直樹 text by Inose Naoki    

    2016-06-08

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