240426 ナショナリスト・ユダヤとグローバリスト・ユダヤ-バイデンとネタニヤフの相互憎悪の淵源
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岸田と一緒にシカゴへ
バイデンとネタニヤフの軋轢は、今回のガザ戦争の処理と見通しをより複雑なものにしている。アメリカに住むユダヤ人は少なく見積もっても300万人以上。イスラエル国外では最大の人口を擁するのがアメリカなのだ。しかし現在イスラエルに住むユダヤ人と、アメリカに住むユダヤ人の間には、決定的な違いがある。1948年に建国を宣言したイスラエルに、「ついに我がユダヤ民族の国家ができた」と歓喜してパレスチナの地に移住したのが、現在イスラエルに住むユダヤ人である。この愛国心あふれるグループを「ナショナリスト・ユダヤ」と呼ぼう。これに対して、古代イスラエル王国の滅亡以来2600年以上ユダヤ民族の悲願であったはずの建国に参画しなかったのが、アメリカに留まったユダヤ人たちである。このグループの一部は、アメリカの権力構造に深く食い込んだ。女性初の国務長官であるチェコのユダヤ人:マドレーン・オルブライトや、現在の国務長官アントニー・ブリンケン、そして悪名高いヴィクトリア・ヌーランド前国務次官も、このグループである。このグループの多くはニューヨークに拠点を持つ。だからアメリカ最強のシンクタンク「外交問題評議会」(CFR:Council of Foreign Relations)は、他の有力シンクタンクがワシントンDCに本部を構えているのに対して、CFRの本部はニューヨークのど真ん中にあるのである。そしてニューヨークのユダヤ人たちは、アメリカの共産主義者の内、世界同時革命を目指すトロツキストと一体化していく。これがアービン・クリストルが創設したネオコン(Neo Conservative)の起源である。こうしたナショナリスト・ユダヤとグローバリスト・ユダヤ、そしてネオコンとディープステートのかかわりを知らなければ、ウクライナ戦争もガザ戦争も、もっと言えばアメリカという国家の事すら、何も理解できないという事になる、