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神門善久『日本の食と農 危機の本質』(NTT出版)という本を読んでいたら、著者ご本人が「ビスマルクが世界に先んじて年金制度を導入したような、社会的発明」と自賛する「社会保険料の食生活連動制」という「提言」があった。
どんな発明かというと、「子供の食生活を正すためには、まず大人(親)が食生活を正さなくてはならない」。
うん、それは私も正しいと思います。だから、「増刊現代農業」でも、『おとなのための食育入門』というのを出しましたし、先だっては鹿児島県で「鹿児島・大人のための食育セミナー」という催しも開かれるなど、「おとなの食育」の動きは広がっています。
「食育などでいくら情報を提供したとしても、食生活の改善は期待できない」。
えっ、じゃあ、どんな方法が……?
「現実的な対応としては、社会保険料(介護保険を含む)に食生活を連動させることを提唱したい。自治体ごとに、連動用の予算枠を設け、食生活
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