10時開廷。石川氏に対する検察側の反対尋問からはじまる。昨日の石川氏はかなり緊 張した様子で、質問と答えが合っていないこともあったが、今日はしっかりと声が出ている。2日目で法廷の証言に慣れてきたのかもしれない。以下、午前中に 行われた石川氏への反対尋問の主なやりとり。
(──は検事、「 」内は石川氏の発言)
※以下の概要は傍聴人のメモから主要部分のみを抜粋して再構成したものです。
■調書の任意性について
昨日から引き続き、争点となっている調書の任意性について検察側が質問を重ねる。まず、石川氏がサインした調書の中で、赤字で石川氏自身が訂正した調書が証拠として提示される。
── 調書について訂正申し立てをしたことがありましたね。(調書を指しながら)この下に手書き部分がありますが、あなたの字ですか?
「私の字です」
── これはあなたが訂正したものですか?