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《第5回》陸山会事件公判傍聴記 ── 検事は作家!? 前田元検事が大久保氏についた重大なウソ
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《第5回》陸山会事件公判傍聴記 ── 検事は作家!? 前田元検事が大久保氏についた重大なウソ

2011-03-08 19:01
    3月1日小雨。石川議員の証人尋問が終わったためか、今日は傍聴希望者が少ない。公判も第5回ともなると、報道関係者以外で毎回傍聴しているのも雑誌やフリーランスの記者がほとんどで、くじ引きまでの待ち時間や休憩中に雑談を交わす人も増えてきた。雑談のなかで裁判の行方が話題になることもあるが、 媒体によって陸山会事件に関する報道スタンスは様々でも、今後の展開はまだまだ予測不可能という意見が多い。

    10時開廷。第5回公判午前の部では池田光智元秘書が検事から反対尋問を受けた。

    検事は、政治資金報告書の記載について石川氏や大久保氏と共謀があったとする質問を続けるが、池田氏はさらりと否定。どうも尋問のやりとりが噛み合わず、退屈である。

    というのも、検察側の描いている構図は「小沢事務所は完全なタテ組織で、すべて上からの命令で動いている」というものだが、池田氏の証言では、現実 の小沢事務所は会計業務の引き継ぎすら最低限の部分しか行われておらず、しかも、石川氏が小沢事務所を退職後に北海道で立候補したので、問題となっている 4億円についても詳細は知らなかったという。一連のやりとりを聞いていると、第4回までと同じくように検察側の描いた構図と小沢事務所の実態の格差に驚 く。

    13時15分、午後の法廷が再開。

     
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