未完成アリス HP
【未完成アリス】解散危機を乗り越えてマイナビBLITZ赤坂の延期公演を叶えたい
https://camp-fire.jp/projects/view/298204
■47都道県ツアー2周目本当にあと少しでしたよね?
塁:FINALのマイナビBLITZ赤坂公演を含め、あと15公演でした。
■改めて未完成アリスにとって47都道県ツアーというのはどんな意味合いをもっていたと思いますか?
塁:「再会」ですね。47都道府県×2周ツアーはその前に周った7都市×2周ツアーの延長線上にありました。全ては繋がっているんです。だから今こうして止められてしまった時の先にも必ず「再会」があると想っているんです。
■その再会のすべてが詰まっていたのがグランドファイナルマイナビBLITZ赤坂だったということですが塁さんはこの場所にかなりの思い入れがあると伺ってます。
塁:ちょうど10年前に赤坂のライブハウスで人生で初めてバンドの活動休止を経験したんです。当時のファンの子達に「私たちもう上がるからね、ごめんね。」って言われたのを鮮烈に覚えています。それまでの人生で最も惨めな悔しい思いでした。赤坂の小さなライブハウスから地下鉄の駅に向かう途中、大きな大きなライブハウスを目の前にしてこう心に決めたんです。“いつか必ずこの大きなライブハウスで自分の歌うバンドのワンマンライブをやろう”
■そんな大切な場所BLITZ公演目前にてのコロナ禍。正直どんな思いで延期を決めたのでしょうか?
塁:世界の動きとして、延期はもう個人の判断に委ねられている問題ではなくなっていました。延期を決めるというよりは逃れられない渦にまきこまれた様な感覚ですね。数日は戸惑いと虚無感との繰り返しでしたね。現実をすぐにはあまりよく理解出来ていない感じでした。
■世間では緊急事態宣言が出て完全に自粛を求められていながらもバンドとしては延期や中止にしていった公演のキャンセル代などを含めた負債が膨らんでいくという状況ですもんね?
塁:そうですね。世の中の多くの皆さんが同じような経験をされていると思いますが、不安と憤りが気力を奪っていくというような感覚でしょうか。
■未完成アリス史上最大のピンチに一大決心クラウドファンディングを立ち上げるという経緯に至るわけですがクラウドファンディングへのイメージってありましたか?
塁:僕個人としては、少なくとも悪いイメージはありませんでした。それはお店を経営している友人達が既にクラウドファンディングを開始していて、それに対して自分が少しでも出来ることがあればと支援をした経験があったからでしょうね。
■クラウドファンディングを立ち上げる上でメンバーとはどんな話をしたのでしょうか?
塁:クラウドファンディングに対してのイメージはメンバーそれぞれでした。しかし一様に見えたのは「不安」という感情。それは得体の知れないわからないものに対してのもの。ですが、クラウドファンディングをおこなう為の最低条件は、その不安を解消して皆で同じ方向を向いて同じ温度感で取り組む事。ですから、まずは既にクラウドファンディング に取り組んでいらっしゃる方々からお話を聞かせていただいて、それをメンバーに伝えるという事でした。
■ その結果今はメンバー同じ温度になることができたと?
塁:そうですね。「一人でも前向きに取り組めないなら失敗するから、始める前に今やめよう。」と言いました。元々赤坂BLITZという一つの大きなステージに向かって命を使っている5人です。個人個人の趣味趣向の為ではなく、一つの大きな目標を達成する為の最善策を模索しようという意識をあらためて確認出来るタイミングでした。
■そういう意味ではメンバーが改めて一丸となって赤坂BLITZに進むために必要な時期だったというプラスな考え方もできますね?
塁:まさにそう思いました。そして、公開になったこれからはメンバーだけではなく、ファンの皆と仲間や友人ともそういった感覚を共有する為の時間になると思っています。
■そのパワーが集まるBLITZ公演は塁さんのバンドの歴史の中でも忘れられない1日になることは間違いないでしょうね?
塁:そうですね。想像するだけで込み上げてくるものがあります。...父を呼ぶ約束をしているんです。父は僕のライブを観た事がないんですが、だからこそずっと昔からあの場所でワンマンライブをやれるその日までは父を呼ばないと決めていたので。
■ドラマが未完成アリスのメンバーやスタッフ、そしてファンの一人一人にあって、それが一気に集うんですもんね。絶対に叶えてほしいです。未完成アリスのクラウドファンディングは只今支援者を募集してます。塁さん。最後にこの記事を見て未完成アリスのクラウドファンディングを知ったみなさんにメッセージをお願いします。
塁:あらためまして、この度は記事を読んでくださり誠にありがとうございます。
生きていると、理不尽な理由や絶望的な状況に追い詰められて、居場所を奪われたり何かを諦めなければならない事ってありますよね。大人になるって事はそういった事を受け入れることだと思った事もありました。
それでも一つだけ諦めずにきた事があります。
「馬鹿だ、無謀だ、大人になれ。」と蔑まれても、絶対に諦めなかった事。
もしもそれが叶えられた時、僕はきっと胸を張って言える様な気がするんです。“大丈夫、君の夢は叶うよ”
その言葉を言える様になるのなら、どんなに惨じめに踠いてもいいと思っています。
どうか、力を貸してください。よろしくお願いします。
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